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【開催報告】 2024.6.20~7.4 WELCOMEワークショップ2024 vol.1

福島の県北地域に移住・転入してきた女性が仲間づくりをしながら地域のことを学ぶ「WELCOMEワークショップ」を今年は3週連続で行いました。

結婚やパートナーの転勤、家族での移住などにより福島市、二本松市に移住・転入・Uターンした女性たち9人が6月に完成したばかりの文化堂ビルに集まってくれました!

初回は「自己紹介をして、お互いを知ろう」です。皆さん初めましてで、どんな人が参加するんだろう?とドキドキですがtenten恒例のスケッチブックを使っての自己紹介からスタート!今回は福島に引っ越してきてまだ数か月で観光気分!という方から、もう福島歴は長いけれどまだまだ知らないことばかりです~という方まで様々です。出身や今までどこに住んでいたのか、福島に来た理由などをシェアしました。

自己紹介の後は2つのテーブルに分かれてのグループワーク。福島にまつわるお題に対して皆で考えます。「福島って意外と○○じゃん」のお題では「意外とフレンドリー」「意外と子育てしやすい!」「意外と便利で都会」「意外とラーメンがおいしい!」など様々な回答が。
2つ目は「福島に来て一番おいしいと感じたもの」。空気とお水がおいしい!お水がおいしいからか、お酒もお米もすごくおいしい!果物はなんでも美味しい!と、一番に出た「お水と空気!」という回答にスタッフはびっくりさせられました。
最後は「福島で○○してみたい」です。森のガーデンのパフェを全制覇!や、車中泊で県内の色々な所に行きたい!福島のいい所を発見してSNSで発信したい!など皆さんのやりたいことを聞いてワクワクしました。

始めは少し緊張していた参加者の皆さんでしたが、おしゃれで明るい会場のおかげかすぐに打ち解けていました。「久しぶりに女子会トークをして楽しかったです」「次回も楽しみ」と嬉しい感想をいただいて「また来週!」と解散しました。

2回目は本宮市でお米や野菜、加工品などを作られている御稲プライマル株式会社の後藤千夏さんによる「福島生まれの発酵食三五八&地場野菜の三五八漬けを作ろう」です。福島のスーパーでひときわ目立つ「三五八」という謎の商品。実は福島人でも家庭によっては馴染みがなく、食べたことがない方もいたり、三五八って自分で作れるの!?と不思議に思ってしまう福島の発酵食品です。

秋田県から福島へ転入してきた後藤さん。たくさんの品種のお米を栽培したり、「おにぎり専用米」や「カレーライス専用米」など様々な料理に合わせてごはんの食味を数値化して専用米も作っています!そんな後藤さんが日本や世界中に広めたい!と思っているのが三五八です。三五八製造業者は沢山あるのですが、それぞれ全然味が違うとのこと。後藤さんの三五八は生麹を使ったもので、野菜を漬けたあとに洗い流さずそのまま食べられるんです。

ではいよいよ三五八作りスタート!冷ましたご飯に塩をまぶし、麹をほぐしながら混ぜ合わせて袋に入れます。あとは冷蔵庫で1週間寝かせたら出来上がり!あまりにも簡単にできてしまって皆さんびっくりでした。後藤さんに持ってきて頂いた朝採れきゅうりの三五八漬けも作りました。きゅうりを薄切りにして袋に入れ、三五八を大さじ1加えて揉みます。10分後、まろやかな優しい三五八漬けができあがりました。「想像していたより全然しょっぱくなくて、優しい味がする!すごくおいしい~!」という感想が。三五八を入れて炊いた三五八ご飯もとてもおいしくて皆さん笑顔が止まりません。

麹が腸内環境も整えてくれるので夏バテにもいいですし、子どもにも食べやすい甘さでこれからの季節にピッタリですね!漬物以外にもお魚やお肉に使うと柔らかくなったり、スープに入れると野菜の旨みがより引き立つことなども教えていただきました。その後、「三五八を自分で作って、地元の友達に送りました!」という参加者さんもいて、これからどんどん福島の外に三五八ファンが増えていきそうな予感です!

最終回は農家さんが直面している問題解決に取り組む、ふくしま果樹加工考案室の高橋健さんによる「福島産フルーツ入りオリジナルグラノーラを作ろう」です。

仕事で全国を転々とした後に福島にUターンした高橋さん。全国のいいものをたくさん見てきて、自分でモノづくりをしたいと思ったそう。当時高橋さんの地元である飯坂には独自のお土産が無かったそうで「お土産は土から産まれる」から、飯坂の果物加工事業を始めました。流通している桃はほんの5%くらいで、残りの95%は間引きされたり、規格外で捨てられたりしてしまうそう。味は同じなのに規格外となってしまうとコンテナいっぱいに収穫しても数十円にしかならない等、ショッキングな数字も教えていただき「形が整ったものを買ってしまう消費者にも責任があるんだね」という話題にもなりました。

そしてお待ちかねのグラノーラ作りスタート!今回は3種のフレーバーのオーツ麦とドライフルーツやナッツ、セミドライのフルーツが4種類もありすごく豪華!瓶に詰める前に試食が止まらず、なかなか進みません!皆さん思い思いに好きなフレーバーのオーツ麦とフルーツ、ナッツを詰めてラベルを付けたら世界に一つだけのオリジナルグラノーラに。

欲張ってフルーツを入れすぎて蓋が閉まらなくて、ひたすらトントンと瓶を叩きながらおしゃべりしたり、高橋さんにいろんな質問をしたり、福島の美味しいフルーツの話をしたりとても楽しいワークショップでした。「フルーツは生で食べるのが好きだけど、手作りのセミドライは市販の物とは比べられないほどおいしかったです!」と今まで知らなかった農家さんが直面している問題や高橋さんの思い、グラノーラができるまでの物語を聞いて加工品に対する気持ちも変わったのではないでしょうか。

「緊張しながら行ったワークショップに毎回こんなに楽しく参加できると思わなかったです。」
「回を重ねる毎に参加者同士の距離が縮まりました」 
「楽しいだけじゃなくて、学びもありました!より楽しく福島で生活できそうです!」
と嬉しい感想をたくさん頂きました。

参加者の皆さん、WELCOMEワークショップにご参加頂きありがとうございました!福島のことをもっと知って皆さんの福島ぐらしが更に楽しいものになりますように!ご協力いただいた講師のお二人、託児スタッフの皆さま、会場を提供いただいた文化堂の皆さんもありがとうございました。

今年も秋以降にまち歩きなども開催予定です。告知開始までしばらくお待ちください!

主催:福島県県北地方振興局
企画・運営:一般社団法人tenten

*この事業は「ふくしま県北定住支援(地域との関係づくり)事業」の委託を受けて実施しました。

ふくしま転入女性コミュニティ
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福島へ移住・転入を考えていて情報収集がしたい、移住・転入してきたけど知り合いがなかなかできない、と不安や不便さを感じていませんか?
tentenでは転入先の暮らしに少しでも早く慣れるように、そして思う存分楽しめるようにFacebookグループで福島転入女性のためのゆるいコミュニティを立ち上げました。
すでに住んでいる転入者から福島の情報を教えてもらったり、仲間づくりに役立ててください。
※2024年7月現在約920名が参加しています。

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