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【開催報告】2022.5.28 ico.×tenten 防災ワークショップ~ジブンゴト被災体験~

5月28日(土)に2回目の防災ワークショップを行いました。
今回は宮城出身のイラストレーターico.さんとのコラボ企画です。
ico.さんは2011年の東日本大震災と2019年の台風19号による被害を経験されました。
被災経験者もそうでない方も、みんなで防災知識や経験をシェアしたい!という思いが強いico.さん。今回tentenと女性限定の防災ワークショップという場を共催することになりました。

5月13日(金)に開催した ico.×tenten 防災ワークショップ~防災ポーチについて考えよう~の開催報告
https://tenten-f.info/event/2320/

福島市内の方を中心に遠くは会津からも、防災に関心を持つ女性8名が集まってくれました。
まずはtentenのイベントでは恒例のスケッチブックを使った自己紹介から。実際に3.11や台風19号を経験した方、今年の地震で家が被害に遭ったからしっかり対策を考えたいと参加してくれた方、ほかには福島での災害をまだ経験していないからジブンゴトとして考えたい!という方も参加してくれていました。

今回のワークショップのゴールは避難所。その避難所が開設されるまでの流れを福島テルサ岡﨑さんより紹介してもらいました。

▲ico.さんが作成した「防災すごろく」大きな地震が起こった後、ゴールである避難所に着くまで想定される出来事が描かれています。

ico.さんが作成したすごろくを見ながらどんな事態が想定されるのか、ico.さんの経験談や3.11当時の福島の様子なども交えながら話してもらいました。
参加者それぞれが日中よくいる場所で、震度7の大地震発生!避難場所に着くまでにどんなことが自分には起きると想定される?そしてそれにどう対処する?!をスケッチブックに書き出していきました。

ジブンゴトでシミュレーションをすると、想定されるトラブルや出来事がリアルに思い浮んだだ皆さん。どんどん書き出し、シミュレーションを進められていました。
一通り書き出したら皆さんに発表してもらい、福島市役所危機管理課の守山さんにアドバイスや参加者同士でもこうしたらいいかも?と提案し合いましたよ。

ひとまず情報を得たいからスマホを確認。家族の安否確認がしたい。
大きな揺れが収まったら、とりあえず周りに倒れてくるものがない近くのあの公園・あの学校に行こう。
避難の道中にブロック塀など倒れてくるものがないか、危険個所を確認するためにも一度歩いてみた方がいいね!
いつも停める駐車場は停電してしまったら車を出せる気がしない…徒歩で子どもを迎えに行くしかない。子どもの預け先の対応もこの機会に確認しておこう!
きっといろんな人から大丈夫?と心配の連絡も来ると思うからSNSなどに大丈夫、充電を確保したいから連絡できないことを投稿しておこう。
そうは言ってもきっとみんな心配で連絡してくれると思うから、一旦電源を切り情報をとりたいときに電源を入れるようにしてみたらどうだろうか?

みなさんのシミュレーションの発表やそれに対するアドバイスを聞くだけでもとても参考になりました。
最後に市役所の守山さんから福島市内で想定されている地震以外の災害や「福島市防災アプリ」についても説明してもらいました。

大雨による浸水被害だけでなく、活火山も福島にはあるので防災知識として知っておかないといけないですよね。
詳しくは過去にtentenライターさんが記事にしてくれていますのでこちらをご一読ください。
https://tenten-f.info/article/1075/

皆さんからいただいたご感想を紹介します。

・今後の防災について皆様の意見を取り入れて考えたい
・自分だけじゃ解決できなかったので、とても勉強になった。
・防災について情報がとても多すぎて、何をしたらいいか分からなくなっていた。ここに住んでいる人のリアルな話がとても参考になり、課題も明らかになった。
・皆さんのお話を聞いて、改めて防災対策を具体的に考えることができました。定期的にあるといいなぁと思いました。
・生命を守ることが何より大事。そのためにもこの活動を広げていただきたいと思います。
・ふんわりとした不安があったけど、不安をなくすための具体的な対策がはっきりしました。夫とも話しておこうと思います。
・体験談と併せて専門家の方がいたのでとても貴重な時間だった。ico.さんのイラストが大変分かりやすく、自分の周りの人へ私が説明してあげるハードルが下がりました。とてもアットホームな進行をありがとうございます。
・市役所の防災を担当する課に女性職員さんがいることが知れて安心した。

災害を経験したことがない人にとって、最も重要なことは「ジブンゴトとして考えること」ではないかなと今回の防災ワークショップを共催する中で感じました。
備蓄したり、避難所を確認したり、ハザードマップを見たりしていても、もしなんとなく不安だな…これでいいのかなと漠然とした不安を感じていたら、ぜひ様々なパターンでジブンゴト被災シミュレーションを行ってみてください。きっと何に不安なのか、何を準備すべきなのか明確になってくるのではないかと思います。

ご参加いただいた皆様、どうもありがとうございました。
福島テルサ様、福島市役所危機管理課の皆様、本イベント発案者で共催のico.さん、ありがとうございました。
今後もtentenでは「防災」をテーマにしたイベントも企画していきますが、防災がテーマになっていないときでもtenten cafeなどで気軽に皆さんと話していけたらいいですね。

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