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【開催報告】2022.11.25 まちとつながる旅in二本松

11月25日、快晴。青空の元、まちとつながる旅in二本松を開催しました。
8名募集のところ、男女含め二本松市だけでなく福島市からも17名からお申込みがありました。体調不良のキャンセルなどもあり、当日は13名が参加。当初予定にはなかった2班に分かれての街歩きとなりました。
今回のコーディネーターは二本松在住のUターン者で「をしり」という屋号でイラストなどで福島のかわいいを発信している春日麻里さん。麻里さんと一緒に今回の二本松駅前商店街コースを決めました。
そして、今回は二本松市役所からも定住支援員の方が2名同行してくださいました。参加者と一緒にまち歩きしながら二本松の事をたくさん教えていただきました。

▲二本松駅前に集合。最初に一緒にまち歩きをするみんなで簡単に自己紹介をしました

まずは、二本松市のローカルスーパー「おさかなとおそうざいマルソー」さんへ。
創業120年を迎えたマルソー。4代目の女将佐藤和恵さんが創業時のことやオススメなど話してくれました。手作りのお惣菜が常時80~100種類あること、毎週金曜日は14:00~レジ横カウンターで寿司職人が1貫から好きなネタの寿司を握ってくれることなど教えていただきました。特におすすめのお惣菜は「なおちゃん唐揚げ」。なおちゃんは和恵さんの娘さん。なおちゃんが学生時代にレシピ開発した唐揚げであるという開発秘話も教えていただきました。塩辛は保存料や余計な調味料を使ってないなどお店のこだわりや、並んでいる生魚を煮魚や焼き魚に調理をしてくれることなど、お店の活用方法も教えていただきました。

次に訪問したのは二本松の酒蔵「檜物屋酒造店」。
日本酒「千功成」で有名な檜物屋酒造店の酒蔵を見学。街歩き当日がちょうどお酒の仕込みが始まる日で、酒蔵の中で職人さんたちの準備が始まりつつありました。もともとは檜(ひのき)を使ったものを作っていた歴史があり、そこから檜物屋酒造という名がついたそう。お酒の材料となるお米はもちろん、安達太良の伏流水を使っているのが美味しいお酒ができる秘訣だというお話を酒蔵の中で聞かせていただきました。酒造りをすべて手作業で行うためあまりたくさん製造されず、地元にしか出回らない地元民が愛するお酒。そんな特別なお酒が身近に感じられる酒蔵見学でした。

▲檜物屋酒造店さんの杉玉の前で集合写真
▲通り道である二本松神社の前では麻里さんが二本松神社について説明してくれました

次に訪問したのは、老舗の和菓子屋さん「玉嶋屋」。
200年の歴史がある老舗和菓子店。玉羊羹は誰もが知る二本松の名物です。そんな玉羊羹が作られる工程を教えていただいたり、BEAMSとコラボをしたり洋菓子も作ったり新しいことにも挑戦しているとのお話をお聞きしました。登録有形文化財にも指定されている歴史ある建物やお店に飾ってある昔からの看板についても参加者からの質問がありました。丹羽家のお殿様が茶道に精通していたため、二本松に和菓子屋が多いという歴史についても教えていただきました。

次は街の本屋さん「カメヤ書店」。
創業100年の二本松市の老舗書店。4代目店主の窪田光匡さんにお話をしていただきました。大型書店とは異なり外商中心の本屋さん。古本の販売もしています。
窪田さんのアイデアで店内にある「みんなの本棚」。本棚オーナーさんの選書で本棚を作って販売します。それぞれのオーナーさんの特色が出て、自分では選ばない本が並ぶのがみんなの本棚の楽しいところ。これがあるとお店に足を運ぶきっかけになります。また窪田さんが中心に行っている一箱古本市「あさかわかん市」についてもどんなイベントなのかお話いただきました。今後も参加者との繋がりが持てる情報をたくさんいただきました。

▲本棚オーナーは空きがあれば誰でもなることができるそう

お次は「パティスリー ルコネサンス」へ。
二本松の有名なラーメン店「若武者」を経営する若武者グループの洋菓子事業部。オーナーシェフである山本剛さんは横浜にある超有名洋菓子店で修行し、三ツ星レストランでもパティシエをされていました。グループの経営者である兄から二本松に帰ってこないかと誘われてUターンを決意したそう。首都圏レベルの洋菓子を手ごろな価格で販売されていることに参加者は驚いていました。お店を市民が集える場所にしたいとイートインスペースも設置し、スイーツを片手にまち歩きを楽しめるようクレープやクロッフルもあります。近所にあったパン屋さんから引き継いでほしいと言われ再現した「ミルクドチョコラ」は、昔と変わらない!と地元の方に喜ばれているそう。

道中にもレトロな建物がたくさんな二本松駅前商店街。
首都圏出身の参加者の方からは「ドラマのセットにいるみたい!」という声も上がってました。

最後に訪問したのは「浅倉提灯店」。
二本松提灯祭りの提灯づくりに携わっている提灯店。提灯づくりの工程や、分業制になっていること、朝倉提灯店は絵付けを行っていることを教えてもらいました。下書きなしで文字を入れることや、文字が大きく見えるように工夫していることなどを教えていただき参加者もびっくりしていました。また一般の人でも提灯をオーダーメイドできることも教えてもらい、子どもの誕生祝いや会社名を入れてプレゼントすることもあると聞き「私もお願いしたい!」と詳しく質問する方もいました。

あっという間の2時間半。
最後に二本松神社の入口で集合写真を。

お天気も相まって、すごく楽しいまち歩きになりました。
二本松の歴史を知り、商店街の方の温かさを感じた一日。
最後に参加者の方からの感想をいただきました。

「案内してもらって街を歩けて楽しかった。普段歩かないから少し疲れました(笑)」
「昔から知っている場所だけど、檜物屋酒造の中には初めて入った。」
「普段行かないようなところにも行けたので参加してよかった。また個人的にも回りたいです。」
「街並みがドラマのセットみたいでまるでロケをしているようで、楽しかった。」
「車に乗っているとただ通り過ぎてしまうだけ。お店の人から直接話が聞けて良かった。」

今回のツアーをきっかけに、二本松に親近感を持ち、移住・転入者の生活の一部に二本松がすっと入り込んでくれると嬉しいです。人とつながる、まちとつながると街の見え方が変わってきます。

お忙しい中今回のツアーを受け入れてくださった二本松市の商店街の皆様、ご協力いただいた二本松市役所の方々、本当にありがとうござました!
tentenスタッフもこれを機に二本松にたくさん立ち寄りたいと思います!

【今回の訪問先】
おさかなとおそうざい マルソー
https://www.fukulabo.net/shop/shop.shtml?s=9701

檜物屋酒造店
https://senkonari.com/

玉嶋屋
https://tamasimaya.com/

カメヤ書店
https://www.instagram.com/kameya_bookstore/

パティスリー ルコネサンス
https://wakamusha.jp/tenpo/reconnassance/

浅倉提灯店
https://www.city.nihonmatsu.lg.jp/page/page004638.html

※まちとつながる旅in二本松は福島県県北振興局「令和4年度 ふくしま県北定住支援カフェ事業」の委託を受けて実施しました。

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