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【開催報告】2023.6.15~7.13 WELCOMEワークショップ福島市開催(後半)

さあ、ワークショップ後半です!(前半の開催報告はこちら

3回目は福島市大笹生にあるカトウファームの加藤絵美さんによる「福島のお米と食材でおむすびを作ろう」。
今回のワークショップでは、加藤さんが育てた「天のつぶ」を使用。加藤さんによると「天のつぶ」は少し固めで一粒一粒がしっかりとした、旨みのあるお米だそう。
ミネラルをたっぷり含んだ雪解け水と気温差が、福島のお米のおいしさの秘密なんだとか。

脱サラして大笹生に移り住み、農業を始めた加藤さん。その1年半後に震災に見舞われ、風評被害との戦いが始まり…それでも震災の年にデビュー予定だった「天のつぶ」をSNSを通じて発信し続け、県のPRのお仕事もお願いされるようになったそう。お米だけではPRが難しいと考え、イベントのケータリングでおむすびを出した話や、海外におむすびをPRしに行ったけど、電圧などの関係で海外でお米を炊くのはとても難しかった!という苦労話も聞けました。

お話を聞いたら、お待ちかねのおむすび作りスタートです。今回はワークショップ会場でお米を炊いたので、途中からお米のいい匂いが!ビニール手袋に少し白ゴマ油を擦り込むと、お米がくっつかないことや、具を真ん中に入れる方法、空気も一緒に包むように軽く握ることなど、おむすびを美味しく作るコツを教えて頂き、いざ!握ります!
加藤さんはとても簡単そうに握っていましたが、実際にやるとお米は熱いし、おむすびを三角にするのが難しい!でも、作りたてのおむすびはほっかほかで美味しくて、皆さん笑顔が止まりません。おむすびの具材には、相馬市にある「おびすや」さんの青のり佃煮と二本松の「ソレイユ」さんの梅ピュレをご用意しました。

福島のお米、福島の食材で作られた具、福島の海苔、福島尽くしのおにぎりが完成しました!
「普段は柔らかめのお米が好みだけど、天のつぶは一粒一粒がしっかり味があっておいしかった!」「海苔も梅も香りがよかった。」「何より皆でおむすびを作って楽しかった!」と嬉しい感想ばかりでした。

4回目は、武藤園芸の武藤顕乃さんによる「二本松の洋菊(マム)でフラワーアレンジメント」。

武藤さんも結婚で東京から二本松に転入した転入女性。2年前にWELCOMEワークショップにも参加し、そこでの出会いで活動の幅が広がったり、同じ趣味を持つ仲間に出会えたそうです。そんな話と共に、最近、家業の花の栽培に加えて、大豆を栽培し、一から味噌を作りをしているという、仕事もプライベートも農業一色な武藤さんに洋菊(マム)の魅力を伺いました。中国から日本に渡来し、ヨーロッパで品種改良が進み、日本に再上陸した洋菊。今では仏花のイメージを払拭し、和装の結婚式でブーケとして扱われたり、オブジェとして使われるそう。武藤園芸さんでは、わざと水や肥料を抑え、長持ちで花屋さんが扱いやすい細めの菊を栽培しているそうです。

二本松といえば菊人形ですが、コロナウィルスの影響で開催見送りに…そんな時に二本松の菊をPRする新たな取り組みとして企画されたのが菊手水。神社やお寺の手水を武藤園芸さんで栽培された菊で飾り、SNSで広くシェアされたそう。

メインになる大き目の花を3つえらび、3点で挿していくこと、高低差を出すことなどいくつかきれいに見せるコツを教えて頂き、皆さん黙々と作業していきます。同じ色、種類の洋菊を使っているのに、それぞれ全く違うフラワーアレンジメントが出来上がりました!

5回目は「先輩転入者と交流しよう」です。
20年ぶりに東京から福島市にUターンし現在は福島のカフェやイベント情報を発信している方、転勤を機に福島市に転入し子育て情報に詳しい方、結婚を機に福島市に転入し現在はキッチンカーcaféを起業したり福島市のマリッジサポーターをしている方など4名の先輩転入者をお招きして交流会を行いました。
美味しいお店や、マルシェなどのイベント情報、単発のお仕事情報、子どもの悩み相談、子どもの進学のこと等、最終回なので聞きたいことを全部聞いて、たくさんお話しました。先輩の話を聞いて「私もマリッジサポーターやってみたい!」という方も!

「全5回のワークショップは正直多いなあと思っていたけれど、今は延長して欲しいくらい。」
「福島に引っ越してきてから、家族とペットとしか会話していなかったので、同じ曜日に同じメンバーに会える事が楽しみだった」
と嬉しい感想が。この繋がりを糧に、これからも皆さんにはゆるくつながっていただき、せっかく縁があって移住転入した福島ぐらしを楽しんでもらいたいです。

今年は1回目のワークショップ後にLINEグループができ、ヒンメリをこんな風に飾ってみました!早速、天のつぶを帰りに買ってきましたよ~!と写真付きで共有してくれたり、桃の直売所情報などやりとりしているのを見て本当にうれしくなりました。

5回目のワークショップ後にはランチ会も開催し、
「始めは不安だったが、思い切って申し込んでみてよかった!」
「とても楽しかったので、今日で終わってしまうのが寂しい。引っ越しは慣れているけれど、こんなに早く新しい土地のことを知って、好きになることは今までなかった。」
「福島に愛着がわいてきて、福島のために何かしたいと思うようになった!」
と素敵な感想を頂いて、スタッフ一同、とてもうれしい気持ちでいっぱいでした。

参加者の皆さん、ご参加頂きありがとうございました!そしてご協力いただいた講師の皆様、託児スタッフの皆様、ありがとうございました。

今年は秋以降、単発のワークショップなども開催予定です。
告知開始までしばらくお待ちください!

ふくしま転入女性コミュニティ
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すでに住んでいる転入者から福島の情報を教えてもらったり、仲間づくりに役立ててください。
※2024年7月現在約920名が参加しています。

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