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【開催報告】 2024.03.07(木) tenten cafe 社会科見学@危機管理センター

3月7日(木)にtenten cafe社会科見学を危機管理センターで開催しました。
防災について学びたい!と福島市、二本松市、白河市から7人の転入女性が参加してくれました。
昨年も大好評だったこの企画。今年も安心して楽しく福島ライフを送れるように防災についての知識をアップデートしてきましたよ!

会場は福島県庁北庁舎にある危機管理センター。講座を受ける災害対策本部室には「知事」 「副知事」などと書かれたプレートやマイクがデスクに置いてあり、ドキドキしながら防災講座スタートしました。
今回講座を担当してくれた危機管理課の伊藤さんから自己紹介と講座の概要の説明、そしてスタッフと参加者が自己紹介をしました。東日本大震災の時に福島で被災した方、台風19号の時に避難経験がある方、幸運なことに今まで一度も大きな災害を経験したことのない方などみなさんの体験談も聞くことができました。

今年はマイ避難推進講習会という水害に特化した講座で、ハザードマップを見ながら避難計画を作成したり、警戒レベルに応じた避難行動を確認したりしました。避難指示が発令されたら避難すればいいという単純なことではなく、発令される前に避難所の開設や河川状況などの情報をどこから得るのか必要な物資の買い足しなど、夫婦や家族で誰が何を担当するのかまで決めておくといざというときに動きやすいんだなと感じました。
自宅の立地、子どもや高齢者の有無によって変わってくる避難のタイミングを皆さん真剣に考えながら、マイ避難シートに我が家の避難計画を作成しました。ここで伊藤さんに教えて貰ったのがVACAN(https://vacan.com/)というサイト。このサイトでは近くの避難所の検索や、避難所が開設されたかどうか、さらには混雑状況まで調べられるんです! 
※すべての自治体に対応しているわけではありません。

お話を聞いた後は有事の際に記者会見を行うプレスルーム、食料などが保管された備蓄倉庫、防災グッズなどの展示スペースを見学しました。東日本大震災の時にはプレスルームがなく、廊下で記者会見をしていた話やお正月に地震があった能登に送った備蓄品などの話をして頂きました。
3.11の5年後から運用が開始されたこの危機管理センター。震災の教訓を生かしてあの時必要だった設備や備蓄品がすべて集められていて、福島県民としてはとても安心できるなあと感じました!

参加者さんの一人も車内に用意している!と言っていた、車用の窓ガラスハンマーがない場合にはヘッドクッションを抜いて、金属棒で窓ガラスを叩けば割れることも教えてもらいました。突然の水害で車内に取り残されたら…きっとパニックになると思いますが、防災センターでこんなこと教えてもらったんだった!と思い出して行動できそうです。
水害で避難経験のある参加者さんが「足元を濡らしながら歩いて避難所にたどり着いたらスリッパがなく、履き替えるものがない状況でお手洗いを使うことがとても苦痛だった。それ以来防災リュックにはスリッパを用意している。」とお話ししてくれました。もしもの時、これは譲れない!というものがあればそれを優先して用意したいですね。

▲非常食のパン、フリーズドライのご飯や簡易トイレ(写真上)、段ボールベッド(写真下)などが展示されていました。

最後に皆さんから頂いた感想をいくつか紹介します。

・地震、水害ともに備蓄が必要で、避難所の確認をする大切さを改めて痛感しました。
・早速防災グッズを見直しました!
・福島に住んでいたら当たり前なこと、他県から来ると情報を得る機会がとても少ないことを改めて知りました。
・福島の災害=地震というイメージがありましたが、今回の水害だけでなく広い視野で有事に備え、防災の知識を絶やさないことが大事だと感じました。
・参加者の方からの実際の被災体験も参考になることが多く、聞けて良かったです。

地震や水害、雪など心配なことは沢山ありますが、福島はいい所ですので!という伊藤さんの言葉が印象的でした。もしもの時のために普段から備えて、福島での生活を楽しみましょう!

●tenten fukushimaの防災関連の記事
台風で避難勧告・避難指示が出た!転入女性の避難経験談①~避難所に避難した方のお話~ | tenten (tenten-f.info)
台風で避難勧告・避難指示が出た!転入女性の避難体験談② ~自宅で垂直避難した方のお話~ | tenten (tenten-f.info)

●避難所の開設、混雑情報が分かるサイト
VACAN Maps-バカン-

●福島市公式防災アプリ
https://www.city.fukushima.fukushima.jp/kikikanri-b/bosai/mail/bousaiapri.html

*tentenはtentenパートナー企業と共に福島県に転入する方をWELCOMEします!
コバックス株式会社
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