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【開催報告】 2025.11.19 (水) 何かはじめたい人のためのtalk cafe@白河市
11月19日(水)白河市主催「何かはじめたい人のための talk cafe」をマイタウン白河で開催しました。
この会は、白河に移住転入してきた方が、同じく移住転入して地域で活動している先輩の経験談を聞き、直接交流することで、地域で活躍する移住転入者が生まれることを目的に、白河市が主催、tentenが企画運営したものです。
移住転入者が新天地・白河で「何か始めてみたい」の第一歩になればと、そんな想いで開催されました。

当日は4名が参加。
初めにtentenの紹介からはじまり、市役所担当の方から主旨の説明。その後、参加者さんの簡単な自己紹介をしていただいて、ゲストトークがスタートしました。

まず初めのトークゲストは、やんたがわチルコーヒー代表 新矢裕介さんにお話していただきました。
ご出身は青森県、若い頃は関東で劇団員をしながら会社員としてWeb制作やWebマーケティングのお仕事を経験。郡山市でポスティング事業を立ち上げた後、古い建物が好きで歴史文化がある町で事業をしたかったという夢があり2020年に白河市に移住されました。
白河市を選んだもう一つの理由として、大都市よりも小さい資本金でチャレンジできることも魅力的だったとお話くださいました。
現在、新矢さんが運営するポスティング会社の事務所は、白河市谷津川せせらぎ通り沿いにある築150年以上の歴史をもつ蔵屋敷に隣接しており、その蔵屋敷の保全をオーナーさんから相談されたことをきっかけに、2023年からその蔵屋敷で月1回のやんたがわチルコーヒーというイベントを開催されています。
このイベントでは、参加者が豆の焙煎から体験でき、金額は参加者のお気持ち(寄付)をいただくことで成り立つという仕組みになっています。
蔵屋敷内ではコーヒーの焙煎以外にも、地元のパン屋さんや焼き菓子屋さん、ハンドメイド作家さんが出店しており、地域プレーヤーが集まる場にもなっています。
集まった寄付は蔵の修繕や維持管理の為に使用されているそう。
新矢さんから、移住転入者が地域の人に受け入れてもらったり、地域で新しいことを始める際のアドバイスをいくつかいただきました。
まずは「自分が白河の文化や歴史を知ること」。そのために新矢さんは、白河市が主催・運営する白河市の歴史や文化、伝統を楽しく学ぶために始まったご当地検定である「しらかわ検定」を受験したそう。
(しらかわ検定についてhttps://www.city.shirakawa.fukushima.jp/page/dir003259.html)
そして「一緒にイベントに関わってくれる地域の人や仕事関係者など、相手をリスペクトし、仲間を信じ頼ること」も大切とおっしゃっていました。


二人目のゲストは、tenten白河県南サポーター鈴木志緒里さんです。
ご出身は埼玉県。先ほどの新矢さんのように白河市に魅力を感じて移住されてきたのでは無く、ご主人の家業を継ぐために移住されてきた方です。
移住して間もない頃は、何度も実家に帰りたくなるほど寂しく辛い日々を過ごしていましたが、趣味のドライブやお子さんの成長と共に知り合いや友達が増えていき、人との出会いによって生活が豊かに明るくなっていったそうです。
友人や知人からのアドバイスや紹介から、布小物作家Candyとして活動していく道が拓け、その後もたくさんのご縁の中で地域で関われる可能性が広がっていきました。
鈴木さんは、現在tentenの事業サポートを中心に、地域支援型農業Berry`s Garden(桃畑)のアンバサダー、女性起業支援団体 未来しらかわ起業女子会に所属し、地域の女性達の支援サポートに従事しています。
布小物作家としてオーダーメイド品の制作やイベント出店も出来る範囲で継続中。
鈴木さんも新矢さんと同じように、人と人との巡りあわせを大切に感じていて、誰かの喜ぶ姿、楽しんでくれる姿が嬉しいとおっしゃいます。
楽しそうな方、惹かれる方に足を運んでいったら、今の繋がりできていたと。これは、新矢さんとは逆で、どんどん巻き込まれていく方でした。


参加者のみなさんからの質疑応答では、白河でなにかやってみたいという想いはあるものの、まだ自分に何ができるのか?何がやりたいのか明確になっていない…足踏み状態…というご意見が多くありました。ゲストのお二人が歩んできた道が決して1本道であったわけではなく、小さなきっかけから枝分かれのように派生していっているというお話を聞き、参加者のみなさんの気持ちも少し楽になったのではないでしょうか。
最後には今気になっていることがあるので、まずは動いてみたいと思う!という前向きなお気持ちも聞けて、今回のtalk cafeが移住転入者にとって、とても有意義なものになったと実感しました。
最後に参加者のみなさんからいただいたご感想を、いくつかご紹介します。
・何がきっかけで、どうやって…というところを聞きたかったので、その部分を詳しく知ることができた。
・きっかけやこれまで積み重ねられてきたこと、具体的に行動されていることを知れて良かった。
・体験談を伺えることと、同じような前向きな志をお持ちの方と出会えた。
・先駆者のお話を聞くことで、これからどう動いていくか、舵取りをしていくかを自分の中で整理することができたから。
・参加者さんとラーメンスタンプラリーしに行きました。価値観ワークシートもやってみました。色々と情報満載で興味が広がりました。

ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました!
次回は今週末12月13日(土)にWECOMEワークショップ白河産にんじんを使って郷土料理「いかにんじん」を作ろう!を白河市産業プラザ人材育成センター調理実習生にて開催!
楽しく地域のことを学びながら新しい繋がりをつくってみませんか?
若干名ご参加いただけます!詳細・お申込みはこちら
主催:白河市
企画・運営:一般社団法人tenten
*この事業は、白河市「移住者定着支援事業」の委託を受けて実施しました。