3月9日(火)にtenten cafe社会科見学を開催しました！
昨年度のtentencafeの中で今後tentenで企画してもらいたいことを聞いたときに「一人ではなかなか行けないところにtentenメンバーで行ってみたい！」という要望をもらいました。そこで今年度社会科見学として「危機管理センター」の訪問を計画したのです。

センターがあるのは福島県庁北庁舎2階。団体であれば防災講座や見学を申し込むことができます。
実は12月に開催を予定していましたが、大雪のため中止。コロナも落ち着いてきたのを見計らって日程を再調整したところ、3月11日の直前であったことや、2月13日23時過ぎに大きな地震があったことから、必然的に防災についての意識が高くなったところでの開催となりました。
そのため満員御礼の10人の転入女性たちが集まりました。

まず県庁の担当の方が案内してくれたのが、リエゾンオフィスというところ。こちらは災害が起こったときに災害対策本部が置かれる場所です。テレビで見るような光景に、緊張感が高まります。

危機管理センターの紹介VTRを見て、備蓄倉庫などセンターの見学をしました。災害対策に当たる職員のための3日分の食料や飲料を備蓄。賞味期限が切れる前に各地で開かれる防災イベントで配布され、新しいものに入れ替わるそうです。
防災グッズなどが展示されているスペースでは担当の方から、それぞれのグッズについて説明も受けました。

「避難所に避難するだけでなく、親戚など誰かの家に身を寄せる場合もあるし、できるだけ自分たちのものは持参しないとね」
「2月の地震で賞味期限確認したら切れそうなものもあった。日頃から食べてみてローリングストックするのも大事だね」
と皆さん見学しながらお話されていました。

見学から戻った後はtentenからリクエストした火山についての防災講座を受けました。福島県の災害は、地震や津波、台風・洪水だけではないことを参加者の皆さんに知ってもらいたかったからです。

活火山がある福島県。火山についてはtentenで2020年1月に記事にしていますのでよかったらこちらもご覧ください。
「福島中通り地域の活火山・吾妻山と安達太良山の噴火リスクとは！？正しい知識を身に付けて、火山災害から身を守ろう！」
https://tenten-f.info/article/1075/

休憩後の防災講座内では、人それぞれ置かれている状況が異なるため「マイ避難」を作っておくことが大切なことを教えていただきました。また「自助」「公助」「共助」について、特に共助の大切さを学びました。地域の防災力を高めるために地域には自主防災組織があるんだそうです。市役所等で聞いてみるといいかもしれません。
電話を使用して安否などの伝言を録音・再生できる「災害伝言ダイヤル(171)」が体験できることも教えてもらいました。
毎月1日・15日に無料で体験が可能なので、一度体験しておくといざという時に落ち着いて使用できるようになりますね。

最後に皆さんからのご感想を紹介します。
・昨年福島市に来たばかりだったのでとてもいい機会だった。
・2月の地震もあり、今回話を聞いて防災について考え直すきっかけになった。
・10年前の3.11の時から子どもも成長し、ライフスタイルが変わっているので改めて防災について学べてよかった。
・楽天的な性格だから、これを機に防災に興味を持って学びたいと思った。
・たまたま家を建てたところが地盤もよく水害の心配もないところだった。共助の話を聞き、自分は困った人を受け入れる側にならなければと思った。

ご参加いただいた皆様、講座をしていただいた危機管理課の皆様、ありがとうございました。
人とのつながりも防災の一つの手段になると今回改めて思わされました。tentenでも今後も防災について学ぶ機会を作っていこうと思います。

次回のtenten cafeは4月17日(土)。
4月は「単身転入・移住者」限定です。
お仕事の転勤や福島を選んで移住してこられた皆さんにお会いできることを楽しみにしています！
詳細・お申し込みはこちら
https://tenten-f.info/event/1691/

 

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