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第4日曜の朝は福島市の「マルクト朝市」へ。美味しいもの好きなら要チェック!

福島市

「マルクト朝市」は、福島市内で月に一度開催されている、ちょっと変わった朝市です。
2021年5月で、6周年を迎えたこの朝市。
コロナ禍では、イベントの開催中止を余儀なくされることもありましたが、出店者さんの商品を集めて予約販売する「マルクト朝市便」や、旬の福島の野菜を使ったお漬物の開発を始めるなど、新しい生活様式に合わせて続けてきました。
今回は、2021年10月に開催されたマルクト朝市にお邪魔して、マルクト朝市の魅力に迫りました。

マルクト朝市とは

マルクト朝市はどんな朝市なのか、朝市企画者のひとり、坂内まゆ子さんにお話を聞いてきました。

▲朝市企画者のひとり、坂内まゆ子さん

「マルクト朝市」は2015年5月にスタートし、毎月第4日曜日に開催しています。時間は9時~12時頃の午前中。開催場所はその月、季節によって変わります。
朝市には、パンやお茶・コーヒー、野菜やフルーツなど、その季節の旬なものが並びます。
ちなみに、マルクトとはドイツ語でMARKT=市場という意味。市場のように人が集う場所を目指して命名しています。

坂内さん:1~2年目は開催地を固定していましたが、場所を変えてやってみたら新鮮で面白かったんです。それからは、私達が良いと思っている場所や、わかりにくいけど素敵なロケーションを、マルクト朝市で紹介するつもりでやっています。

▲記念すべき第1回目のマルクト朝市の様子

朝市をはじめたきっかけは、坂内さんと福島市のパン屋さん「シーズベーカリー」との、「何か福島を楽しむ企画をやりたいね。例えば、朝市でおいしいものが食べられたらいいね」という、何気ない会話からだったんだそう。

坂内さん:2011年の震災後、福島では復興イベントがたくさんありました。でも、単発で終わってしまうものも多かった。そういう派手なのではなくて、地味でもいいので、日常生活の中で月に一度のちっちゃなご褒美みたいなものができるといいな、と考えていました。

1年目の頃からの根強いマルクト朝市ファンも多いんだそうです。
出店者さんとお客さんが顔なじみになっていたり、買った食品の調理法やおいしい食べ方を聞いたりして、出店者さんとお客さんとのコミュニケーションの場にもなっています。

坂内さん:私自身が月に1回、出店者さんたちと会いたい、お客さんともコミュニケーションをとりたい、という気持ちがあります。結局、私が一番マルクト朝市を楽しみにしています(笑)

「日常生活の中で月に一度のちっちゃなご褒美」という表現がぴったりのマルクト朝市。ふくしまや近隣県の良いものに出会えて、人とのつながりも感じられる、素敵な場所です。

いざ、マルクト朝市へ!

2021年10月24日(日)に、信夫山公園で開催されたマルクト朝市に行ってきました。
さわやかな秋晴れが気持ち良い、お散歩日和でした。

オープン後の9時すぎにざっと常連さんが来るそうで、私が会場に到着した10時頃には人出は落ち着いていました。
今日の出店は7店。1店舗ずつお話を聞いてきました。

 

米沢から出店、つのにんにくを販売する「TRY米沢にんにく屋」さん。
このつのにんにく、米沢の道の駅にも卸しているんですが、米沢では人気ですぐに売り切れてしまうんだそう。早めに来れば確実に買える、超穴場です。
「米沢牛炭火焼肉 上杉」でも、「TRY米沢にんにく屋」さんのつのにんにくを取り扱っているそうですよ。

 

伊達市で地域おこし協力隊をされていたご夫婦が経営する「だてものや」さん。
近隣の農家さんと協力して、果物を栽培・販売したり、果物の加工品を作ったりしています。
ワインやシードルなど、果物のお酒も作っているんですよ。

 

米粉を使ったお菓子を販売する「ぷてぃ」さん。ご実家がコメ農家をされていて、自家製の米粉を使用しています。
この時期は、栗やいちじくなど、季節の素材を使ったお菓子が人気です。

 

福島市内で古本カフェを営む「Cafe&books 清学舎」さん。
取り扱う商品は、自家製あんこ、お茶、古本、野菜、ぜんざいなど多岐にわたります。
自分好みの古本を送ってもらえる選書サービス「Book Log」も行っています。

 

店舗を持たない日本茶屋の「水色(すいしょく)」さん。イベントなどに出店しています。
ティーバッグのパッケージがかわいらしくて、お試しサイズもあるので、お土産やプレゼントにも最適です。

 

コーヒーやコーヒー豆を販売する「珈琲工房 豆旅人(まめたびと)」さん。
2021年4月からコーヒー豆の販売を始めた焙煎屋さんです。
コンセプトは、「豆を通して世界中を旅する」。とても詩的ですね。
豆旅人さんは、スイートネスロースト、コーヒーの”甘み”を追求し続けているんだそうですよ。

 

出張DJの「ドーナツラウンジ」さんもご紹介。
面白いのが、大型スピーカーではなく、ラジオの電波に乗せて音楽を放送する試み。
会場内の各お店に小型ラジオが置いてあって、そこから同じ音楽が流れてきます。
30~40代のDJさんが選ぶまったりした音楽は、マルクト朝市の雰囲気にぴったりです。

マルクト朝市は、完売率が高いのも特徴。
早いお店では1時間で売るものがなくなりはじめ、2時間位すると、どこのお店も品薄状態に。
お目当ての出店者さんのところへは早めに行った方がよさそうですね。

マルクト朝市の他にも、福島を楽しむイベントを企画してます!

マルクト朝市をはじめ、アート企画やイベントを通して福島県内を盛り上げる活動をしている坂内さん。
10月30日(土)には、「アートミーツクッキー」と題したイベントを、福島県立美術館で開催予定です。
「福島の方に、地元の美術館をいつもと違う形で楽しんでもらえたら」と話す坂内さん。
子どもから大人、美術館初心者、誰でも楽しめるイベントです。ぜひこちらのイベントにも足を運んでみてくださいね。
アートミーツクッキー WEBサイト

坂内さんは「アートミーツクッキー」の他にも、魅力的なイベントを企画しています。
詳しくは、坂内さんの所属する「FRIDAY SCREEN」のInstagramをチェックしてみてくださいね。
FRIDAY SCREEN Instagram

まとめ

食べるものが大好きな人たちがはじめた、ちょっと変わったマルクト朝市。ゆるーく流れる時間、そこにいるだけでほっこり幸せな気分になります。
日曜の朝、気分をリフレッシュしに足を運んでみてはいかがでしょうか?

 

【関連リンク】
マルクト朝市 WEBサイト

マルクト朝市 Instagram

マルクト朝市 Facebook

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