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実録・福島から海外転勤!つながりゼロの海外で子どもを介して新たなつながりを作る方法

結婚を機に首都圏から夫の地元である福島県に転入したのが2015年。次は、夫の都合でオーストラリアへ引っ越すことになり、2023年に家族でオーストラリアに引っ越しをしました。

親族も知り合いもいない海外での暮らしは期待と不安でいっぱいでしたが、約2年が経ち、現地での生活にも慣れ、知り合いも増えました。

つながりゼロからどうやって海外でつながりを作り、コミュニティーに溶け込んでいったのか。
そこには小学生と保育園児の子どもたちの存在が大きく影響しました。子どもを介して新たなつながりを作った経験を紹介します。

現地公立校でのつながりは保護者ボランティアへの参加から

オーストラリアの学校では、母の日や父の日に保護者会が中心となって屋台を出します。子どもたちは授業時間内にクラスごとに屋台に来て、お母さんやお父さんに自分でプレゼントを買えるのです。

毎日学校で頑張っている子どもたちに負けないように、私も何か挑戦してみよう、という気持ちから、自ら手を挙げてボランティアの売り子をやってみることにしました。子どもたちと英語でコミュニケーションができるか、応募してみたものの不安で仕方なかったですが、やってみれば子どもたちの普段の様子を見られる貴重な機会でとても興味深く、さらに、他国の色々なバックグラウンド持つ他の保護者と一緒に時間を過ごすことができて、つながりを広げる機会になりました。
報酬などは特にありませんでしたが、行くと保護者会がコーヒーをふるまってくれたり、保護者ボランティアが持参したお手製スイーツをおすそ分けしてくれたり、楽しくボランティアしている様子も印象的でした。ボランティア参加後は、会えば挨拶や会話をし合う相手が増え、参加して本当に良かったと思いました。

また、低学年の遠足にも保護者ボランティアの募集があり、こちらにも参加してみました。バスに乗って郊外の施設に行き、一日、先生のアシスタントをします。私は、グループ活動のフォローやトイレのサポートなどをしました。次男のクラスメートにいっぺんに顔と名前を覚えてもらい、それからはみんなが挨拶してくれるようになり、つながりの広がりを感じました。また、行ったことのない海外の小学校の様子を知る、大変貴重な機会ともなりました。

▲父の日イベントのボランティアのみなさんと

補習校でのつながりは次男の放課後ダンスグループ入会から

小学生の長男と次男は月曜から金曜日は現地公立校に通い英語で授業を受けていますが、土曜日は補習校に通っています。補習校とは、日本にルーツのある子どもたちが、日本人学校のない地域で日本語教育を受ける場所です。

補習校への送迎のみでは他の保護者と話す機会はあまりなかったのですが、今年4月から次男が補習校の放課後ダンスグループに入ったのをキッカケに保護者同士のつながりができました。待ち時間や発表会の衣装準備などで少しずつ、他の保護者の方と会話をしたり、連絡を取り合うようになり、自然と仲良くなることができました。

夏には、補習校のイベントで保護者ボランティアとしてゲームの運営を担当。10人のグループで一つの係をしましたが、自分も積極的に何かしてみようと思い立ち、自ら手を挙げてまとめ役をやりました。大変でしたが、グループの方に話しかけるきっかけができ、連絡先も交換できてやってよかったと思えました。

その後は、保護者の方が多く参加している平日のダンス教室に、私も一緒に参加するようになりました。先日は発表会にも出演し、とても良い思い出を作ることができました。

未就学児のプレイグループでは日本人同士のつながりが

オーストラリアには、未就学児の子どもが参加可能なプレイグループがあり、日本の子育て支援センターのようなものから、個人的に開催しているものまで様々あります。

三男は日本語で遊ぶプレイグループに週1回通っています。日本にルーツのある0~4歳の子どもとその保護者が参加し、日本語でコミュニケーションしながら、季節の行事をお祝いしたり、歌、工作、ダンスを楽しみます。近所に住む日本人のお母さんとつながる貴重な機会でもあります。どこの公園が遊びやすい、病院はどこがいい、お勧めの商品など、子育てに必要な現地情報を教えてもらったり、洋服や本、おもちゃの譲り合いをしたりと、プレイグループでできた日本人同士のつながりにとても助けられています。

▲夏祭りイベントで釣りを楽しむ子どもたち。全てのイベントはママたちの手作りです。

▲運動会イベントの後の記念撮影。首にかけたメダルもママたちお手製。

まとめ

新しい土地に住むと、知らないことばかりで知り合いもいなく、不安が多いものです。けれど、積極的にコミュニティを探して飛び込んでみると、新しいつながりが生まれ、世界も広がることを身をもって体験しました。

私の場合、子どもがきっかけになってくれたケースが多かったですが、子どもがいなくても、図書館でやっているノンネイティブ向けの英会話講座や、教会のアクティビティは無料で参加できます。また、日本人が中心となっている合唱サークルや楽器レッスンなどの習い事もありました。

異国の地では、日本語を話す機会が貴重だったり、日本人同士の支え合いに助けられたことも多々あり、本当に心強いものでした。
新しい環境に行く機会のある方にとって、勇気を出して一歩を踏み出すきっかけになれば幸いです。

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