tentenインタビューvol.14石川麻美さん~転勤しても、ママでもやりたい!を諦めない。いわきでやりたいことを叶え続け、全国へ発信していく~
転勤があると、家族の事が優先されて、自分のやりたいことが後回しになりませんか?いわきで「ひらめきの畑」の代表を務める石川麻美さんは、過去の全国転勤中にも、イベント開催や、コミュニティ運営をされてきました。石川さんにその行動力の源を聞くと、「自分のやりたい事、望みを叶え続けてきた」と言います。いわきとオンラインで、どんどん活躍の場を広げていくアクティブな石川さんにその原動力などお話を伺ってきました!
お昼寝アートや、オンラインコミュニティ運営など、転勤先でも自分のできる事をみつけ行動してきた
-いわき市に来る前は、どのような活動をしていたのですか?
(石川)広島で、子育て広場やゲストハウスを借りて、お昼寝アートを開催していました。私の作ったものに、かわいいと共感してくれて嬉しかったですし、人の役に立っていると感じました。子どもが一歳になるタイミングで復職したので、イベントは終わりになってしまいましたが、とてもいい経験になりました。
-その後の転勤中は、どのような活動をしていましたか?
(石川)広島の後、埼玉、大阪に引っ越しました。大阪にいた時に、子育て中のママで集まり、子どもを見守り合いながらみんなでランチを食べたりしていました。
リアルで話せる友達が出来たのはうれしかったのですが、私自身が転勤でいなくなるので、オンラインでコミュニティがあればどこにいても繋がることができるなと思い、転勤族のオンラインコミュニティ「そら」を作りました。
「カフェ会」「ゴミ拾いの交流会」「布おむつの交流会」「お菓子作り交流会」などオンラインで交流会を行いながら全国に繋がりが出来ました。
約300人フォロワーがいるコミュニティだったので、いろんなタイプの人がいるんだなと学びになり、転勤で仕事を辞めないといけなくなってしまったものの、お母さんたちの持っているポテンシャルをすごく感じる事ができました。
いわき市に引っ越したのをきっかけに、オンラインではできなかったリアルでの活動をやろうと思い、オンラインコミュニティは辞めましたが、「そらのおかげで繋がりができて頑張れた。」と涙ながらに話してくれる人も多く、全国にできた繋がりやこの経験を次に活かしたいなと思いました。
いわき市で「ひらめきの畑」を作り、リアルで人と地域をつなぐ活動を開始
-ひらめきの畑の活動内容を教えてください。
(石川)2021年にいわき市へ転入して、転入後半年で「ひらめきの畑」の運営を開始しました。月に一回いわきでランチ会、ワークショップなど参加者がワクワクするイベントを企画しています。
―「ひらめきの畑」を作るきっかけを教えてください。
(石川)いわき市に来て、リアルで人と人がつながる、人と地域がつながる活動をしたいと思い、「ひらめきの畑」を作りました。私自身が一緒にランチをしたり、やりたい事を話せるお友達や仲間が欲しかったのもあります。
団体名の由来は、野菜を作るためにシェア畑を借りているんですが、同じ目的を持った人たちが集まると、色んなひらめきが生まれると実感したからです。また畑と団体の運営って似ていて、団体は土台となる目的を大事にし、種というきっかけをまき、皆で協力しながら考えて、それぞれのひらめきを形にして実行していく。そんな意味合いで「ひらめきの畑」にしました。
-ひらめきの畑で、畑をやっている訳ではないんですね!でも転入して半年では知り合いも少ないと思いますが、どうやって団体を作ったのですか?
(石川)3人いれば団体が作れると知って、そらで関わりがあった5人で運営メンバーを作りました。全国といわき市が繋がったらいいなと思っていたので、新潟、東京、いわきのメンバーに声をかけました。それからは、いわき市で自分の楽しそう、おもしろそう、と思ったイベントや、子育て広場に行きました。主催者の方とお話したり、団体の代表の方と知り合いになる機会が増えましたね。
-約一年間活動してきて、心に残っていることはありますか?
(石川)それまでオンラインの活動が多かったので、リアルイベントで、参加してくれた人の反応が見られた事が嬉しかったです。どのイベントでも感謝しかなくて、ほんとに来てくれてありがとう、一緒にやってくれる人もありがとう、と思いました。
うちわづくりのイベントもやったんですが、テレビ局も来てくれて、テレビに映った子どもたちが「夏休みの思い出になった!」と言ってくれて嬉しかったですね。運営スタッフの子どもたちと、一緒に考えて作り上げている時間も楽しかったし、その作り上げた時間を来た人が楽しんでくれて、幸せを感じました。オンラインでは分からなかったことですね。
-コミュニティ運営で大変な事、苦労したことはありますか?
(石川)企画、講師依頼、講師と事前打ち合わせ、場所決め、チラシ作り、集客、活動報告、そのうちまた次の企画、と毎月一回イベントをやっていくのは大変ですね。
今年は2年目で目的を「コミュニケーションやワークショップを通じて多様性を知り、助け合い補い合うきっかけをつくる」に決めました。運営メンバーのやりたいことが少しづつ変わってきたので、運営メンバーを一旦解散しました。一人で全部やっていくのは大変なので、これから新しい「ひらめきの畑」の運営のチームづくりのため、同じ熱量の人たちを探していきます。迷った時や決断する時に、目的に向かっていけるかで判断するので、目的が共有できているかを大事にしたいです。
ひらめきの畑が、転入者といわき市の架橋に
-今後ひらめきの畑で、やってみたいことはありますか?
(石川)いわき市に移住や転入で来た人と、いわき市の架橋になればいいなと思っています。ひらめきに関わる人たちに繋げて、この人はこれ知っているよ、と教えるのでもいいし。その数を増やすために、色んな事、楽しい事している人と私が繋がっていきたいと思っています。
そしてゆくゆくは、カフェ、コワーキングスペース、宿、畑がひとつになった場所を作りたいと思っています。その場所で、料理教室、起業、子どもたちとカレー作りなど、子育てママの「いつか叶えたい」を「今」叶える場所を作りたいと思っています。
-最後に一歩踏み出したいと思っている転入女性へメッセージをお願いします。
(石川)転入先では、どういう気持ちで日々生活していくかが大切だと思います。誰かに紹介したいと思うお店を見つけたり、自分の好きを見つけて開拓して、新しい土地での生活を楽しんで欲しいです。
何か始めたいと思っている方は、楽しそうなことをしている団体や人に乗っかってみて下さい。自分でなんでもやろうとしなくてもいいと思っていて、イベントに参加することがもう成功です。参加してみて何かやりたいな、と思ったら口にしてみることが大事だと思います。
まとめ
石川さんは、自分の「叶えたい」を積み重ねてきたから充実した今を過ごしているように見えました。いわき市に転入してきた方、何か始めたいと思っている方は是非会ってみて下さい。石川さんは、個人のインスタでも、ママが元気になる情報や、起業家としての活動を発信しているので、是非見てみてくださいね。
またひらめきの畑のインスタ には、ひらめきの畑のイベントやいわき市のお店情報やオンラインイベントの情報も載っているので、転入者の方も是非チェックしてくださいね。
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