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引越しなどの環境が変わる時の子どもの対応はどうしたらいいの?郡山ザベリオ学園幼稚園の園長先生にお伺いしました!

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家族での引越しの際、課題となることの一つが「子どもの生活環境の変化」ではないでしょうか?
保育園や幼稚園、学校の転園、転校はもちろん、仲良しのお友達とのお別れなど子どもにとっても多少なりとも負担になります。
そんなとき、親として子どもにどう接したらいいのか?、できることは何か?、また、東日本大震災の影響が大きかった福島での子育てはどのようなものなのか?を、転入出家庭の多い、郡山ザベリオ学園幼稚園の赤沼順子園長先生にお伺いしました。

▲郡山ザベリオ学園幼稚園園長 赤沼順子先生

教育のプロに聞いた子供の環境の変化に対して家庭でできること

新しい環境での子どもの様子は気になりますよね。
ついつい「どうだった?」「楽しかった?」「仲良くできた?」と心配で聞いてしまいがちです。
でも、子どもが出来事や自分の思いをすべて言葉で表現できるとは限りません。
また、親からのアドバイスを子ども一人で実行し、問題解決することも難しい場合があります。
親が神経質になりすぎず、不安なことや心配なことがあれば先生に相談し、子どもが笑顔で暮らせる環境作りをすることが大切とのこと。

そして、大切なことがもう一つ。
子どもが自発的に発する言葉を拾ってあげること!
どのような内容であっても、「そうか、そうだったんだね。話してくれてありがとう!」と、子どもから出た言葉は受け止めてあげる。
良いことも悪いことも何でも話していいんだ、と思える環境を作ることが大切だそうです。
普段から子どもの話を聞くことが出来ていると、転入出などの新しい環境になった際に、子どもが不安や心配ごとがあっても、悩みを打ち明けて、問題解決へ一緒に取り組むことができますよね。
自分の言葉を受け入れてもらったことは、「自分はこれでいいんだ」という自己肯定感にもつながるそうです。

自分の気持ちを言葉に表すことの大切さ、その子どもの言葉を聞いて受け入れることは幼稚園でも取り組んでいらっしゃるそうですが、家庭でもぜひ取り入れて欲しいとのこと。
やはり、子どもにとって母親との心のつながりは特別なものなのでしょう。

転園先の決め手は何!?転園先を決めるポイント

転入出家庭が多いというザベリオ学園幼稚園。年度によって異なりますが、年に10名ほどの転入出があるそう。入園の問い合わせの電話やメールは全国各地からあるとのこと。

その問い合わせの際にお願いするのが「園の見学」。
遠方からの転入だと見学に来ることも難しいかもしれません。しかし、幼稚園の施設や教育方針をwebや紙面上で理解するだけでなく、園の雰囲気の良さを肌で感じてほしいとのこと。
見学では、どのような先生がいるのか、子ども達の表情、また送迎の時間であれば保護者の雰囲気も知ることが出来ます。
「自分の教育方針や考えに合致するのか」を実際に見て検討することがポイント。
子どもの生活の場となる幼稚園と家庭が子育てについて同じ方向性であることは、子どもにとって安定と安心につながります。

幼稚園側の転入家庭への配慮

ザベリオ学園幼稚園で転入する家庭や新入園の家庭へ配慮していることを赤沼園長にお聞きしました。

地域の事や幼稚園の取組みなどの情報提供は丁寧に

郡山市のオススメスポットや子どもと楽しめる遊び場所を日常会話に取り入れて保護者の方へお伝えするそう。
少し足を延ばせば会津の磐梯山や猪苗代湖など自然もいっぱい。
美味しい果物をはじめとする特産物。
せっかく来た福島を楽しんでいただきたいとの思いがあるそうです。。
また、新たらしい環境で保護者も子どもも安心して幼稚園生活を過ごせるように、幼稚園での取り組みなどは丁寧にお話されています。

保護者と子ども、両方への声がけと保護者同士でのつながりをもてるようなきっかけ作り

郡山ザベリオ学園幼稚園では子ども達が保育中に仲良く遊んでいる様子や共通の習い事など、先生側から保護者へ話題を提供し、コミュニケーションを取るきっかけを作るようにしているそう。
また、遠足や参観日などの行事も学年ごとの共通点が多いところから始めて、徐々に全体へ規模を広げるように計画されています。
縦割り教育の良さを活かして、保護者間でも「先輩保護者の方から、新入園の保護者が色々学べる」ように配慮しているとのこと。
「自分が教えてもらったら、次は自分が新しい方を助ける」という文化が、自然と伝統になって続いているのだそう。
(*ザベリオ学園幼稚園は縦割りのクラス編成です。)
このような「自分だけでなく他者も思いやる」雰囲気は、新入園の家庭にとってとても嬉しいことですね。

園長から聞いた県外から転入する方にとって気になる震災後の福島での子育て

郡山市も東日本大震災の被害を受け、震災当時は放射線の影響で外に出れないなど大変な苦労があったのは報道からもよく知られていると思います。
実際、県外からの転入家庭の保護者の方は特に震災の被害を不安に思っている方も、まだいらっしゃると思いますが、郡山市に住んでみると「とても子育てしやすい!郡山市で子育てが出来てよかった!」とおっしゃる方もいるのだとか。

震災後の郡山は放射線の影響で生活が制限されることも多かったそうですが、「これでは子どもがダメになる」と郡山市の小児科医である菊池医師が声をあげて、子どもがのびのび遊べる大型室内遊び場ペップキッズを計画、地元企業であるヨークベニマルさんをはじめ、様々な方との協力で実現。このペップキッズを筆頭に、行政の努力もあり、子育てしやすい地域つくりが行われるようになりました。

その後、福島県全体で室内遊び場が次々に作られたり、子育て支援サービスが充実したりと、とても子育てしやすい地域になっていったのだそうです。
震災後の復興への取組みも、地域の方が尽力され、地元をより良くしようと懸命に活動していることが、現在の「子育てしやすい町」につながっているのですね。

私も住んでみて感じたのですが、郡山市は地理的にも自然も豊かで、子ども達が暮らすのにとてもよい環境。さらに子育て支援も充実しているとなれば、親にとって最高の場所ですね。

まとめ

私も転勤族で、親の事情で引越しをし、環境が変わることで子どもへ負担をかけてしまうのは子どもに対して申し訳ないと感じていました。
しかし、園長のお話で「何も転勤を気に病むことはない。両親ともに仕事をしている家庭もあれば、遠方からバスで通園している家庭もある。引越ししてきて知らない土地だから、みんなの輪に入れないことなんてないですよ」とおしゃっていただき、とても気持ちが軽くなりました。
新しい環境を前向きに楽しむ姿勢を子どもに見せてあげられたらいいのかなと思います。
そして自分の考えと合う教育の場を見つけて、先生方の協力も得ながら、明るく楽しい環境作りをすることが、子どものためになるのだと感じました。

▶郡山ザベリオ学園幼稚園
カトリック教育を大きな柱として、たて割りクラス編成でモンテッソーリ教育を行い、生きる力を育む21世紀型の教育を実践しています。
〒963-0201
福島県郡山市大槻町字古屋敷102番地
TEL:024-952-7758
http://www.xaverio.ed.jp/kindergarten

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