これであなたも福島人!福島の郷土料理「いかにんじん」を作ってみよう!
いかにんじんは、いかの旨みとにんじんの歯ごたえが美味しい福島の冬の郷土料理です。
結婚して初めての冬、いかにんじん大好きな義父が「すんごく、んめ~から食べてみな!」と勧めてくれました。期待値が高すぎたのか、あ、こんなもんか・・・・と思ったのが正直なところ。
しかしシンプルな味付けと、ポリポリの食感が、箸休めに丁度いい!気づいたら箸が止まらない!今ではすっかり私もいかにんじんの虜になりました。しかも簡単に作れて、日持ちもするので、忙しい主婦には助かる一品。
今回は福島嫁歴6年目の片平家のレシピをご紹介します!アレンジレシピも載せているので参考にしてみて下さいね。
福島の郷土料理といえば、いかにんじん
いかにんじんは福島県の県北地方を中心に、冬の保存食として約100年前から食べられている福島を代表する郷土料理です。するめいかとにんじんを細切りにし、酒、みりん、しょうゆのだし汁に漬け込んだシンプルな料理。
特に、お正月には欠かせない料理で、夫の実家でお正月を過ごす時には必ず食卓に出てきます。お正月が近くなると、福島県のスーパーではいかにんじんの材料であるするめがたくさん販売されるようになります。真っ赤で長いいかにんじん用のにんじんが販売されることも。
ごはんのおかずにも、酒のつまみにもなる便利ないかにんじん。野菜が苦手なお子さんでもいかにんじんならたくさん食べてくれる、という話もよく聞き、家族みんなで食べられる料理です。
いかにんじんを、作ってみよう!
いかにんじんの作り方は家庭でそれぞれ違いますが、福島ビギナーの皆さんでも簡単に作れるように今回は一番簡単なめんつゆで作ってみました!
材料は、するめいか、にんじん、四季のつゆ(めんつゆ)のみ!
【材料】
するめいか:1杯(約50g)
にんじん:1本
四季のつゆ(めんつゆ)1/2カップ
水:1カップ
米のとぎ汁
※いかとにんじんの比率はおこのみで変えてください
今回は福島市にある「内池醸造株式会社」の商品、四季のつゆを使いました。内池醸造は文久元年(1861年)に創業した歴史ある醸造元。四季のつゆの他にも、素材にこだわった醤油や味噌など豊富に揃っていますよ。
下準備はこれだけ、材料を切ろう!
①するめいかの、足と骨を取る。
②胴体部分を細く切る。
昔は年末になると、家族みんなでするめを切るのが恒例だったそう。今回は家族みんなで楽しみながらやってみました!3歳の息子も夢中で切っていましたよ。面倒な方は、細切りにされたするめも売っているのでご安心を。
③切ったするめを、米のとぎ汁に10分つける。
これでするめが柔らかくなり、味が染みやすくなりますよ!
④にんじんを長さ約5cmの細切りにする。
一晩つけたら、できあがり!
四季のつゆと、水を合わせたつけ汁に、切った材料を入れます。タッパーやジップロックに入れて冷蔵庫で一晩寝かせれば出来上がりです!時間が経つとどんどん味が染みてきて美味しくなりますよ。
冷蔵庫で保存すれば一週間程度日持ちします。たくさん作って、アレンジメニューも試してみて下さいね!
余っても大丈夫!アレンジレシピ3つをご紹介
いかにんじんをたくさん作って余ったら…子どもも喜ぶアレンジレシピを紹介します。
醤油味がなじんでいるので、どれも美味しく簡単に作れますよ!
いかにんじんの炊き込みご飯
【材料】2~3人分
いかにんじん 100g
つけ汁 大さじ2
米2合
【作り方】
①お米を研ぐ
②水を2合目までいれる
③いかにんじんと、つけ汁をいれて炊く
いかにんじんのチヂミ
【材料】チヂミ2枚分
いかにんじん50g
ニラ 50g
小麦粉 100g
水 1カップ
ごま油 大さじ2
【作り方】
①いかにんじん、ニラ、小麦粉を合わせる。
②水を入れる。
③ごま油を熱して、フライパンで焼く!片面2分づつくらいが目安。
いかにんじんのかき揚げ
【材料】2~3人分
いかにんじん 100g
天ぷら粉 75g
水 2/3カップ
【作り方】
①天ぷら粉と水を混ぜる
②水分を切ったいかにんじんを混ぜる
③180℃の油でカラリと揚げる
まとめ
義母がいかにんじんを作り始めると、「あぁ、今年も冬が来たな~。」と思うようになりました。それくらい福島では家庭に根付いているいかにんじん。我が家ではアレンジメニューの炊き込みご飯が大人気でした!今年は是非ご自宅で作ってみて下さいね!
【関連記事】
今年のお正月は福島で迎えよう!~福島市のお正月の過ごし方~
https://tenten-f.info/article/1558/
寒冷地ビギナー必見!福島の冬の運転で知っておきたい4つのポイント
https://tenten-f.info/article/1042/
器材は近所のスーパーで無料調達!福島の秋の鉄板、芋煮会を気軽に楽しもう!
https://tenten-f.info/article/749/