住む福島に暮らしている方へ

この寒さ、何を着ればいい!?福島の冬を乗り切るための防寒着の選び方

福島の冬、寒いですよね…。

私は瀬戸内海近くの穏やかな気候で育ちました。その後東京で暮らして春秋は冷えるなぁと思っていましたが、福島の冬の寒さは別格…。防寒アイテムを見直さなければいけない寒さです。
ではどういうアイテムを選んだらいいの?
私自身の経験と県内各地に住む転入女性の先輩方のアドバイスをもとにまとめました。
まだ福島の冬に慣れていない方や、これから福島に引っ越すという方は、服装選びの参考にしてください!

福島の冬の気候について

福島の冬は東京よりも5℃以上寒い

福島県内各地の気温を東京と比べると、最低気温と最高気温ともに5℃以上低いです。
真冬の福島市で最低気温は-2~-3℃、最高気温2~3℃程度。曇っている日も多いため、5℃以上で晴れていると暖かく感じます。一番寒い時期は1月末~2月頭にかけてです。

雪は降るの? 浜通り・中通り・会津の気候の違い

福島県は縦に大きく3つの地域に分けられ、太平洋側から「浜通り」「中通り」「会津」と呼ばれます。3つの地域の冬の気候は、同じ県とは思えないほどの違いが。

浜通りは、比較的温暖で晴れる日も多いです。雪が降ることはあっても、積もることはほとんどありません。

中通りは、雪が降って5~10cm程度積もり、1週間以内に溶ける、というサイクルを繰り返します。1年に数回、30cm以上積もる日があります。

会津はいわゆる豪雪地帯で、気温も一層寒いです。近年は温暖化で雪は少なくなりましたが、平地でも一晩で30cm積もる日は珍しくありません。南会津や奥会津などの山間部では、一晩に1m以上積もることも。

▲ 南会津の大内宿(下郷町)は冬、深い雪に包まれます

まずは寒さ対策の防寒アイテムを!

福島では11月頃から寒さが堪えるようになってきます。まずは寒さ対策の防寒アイテムを紹介します。

足元が冷える! 暖かい靴下・ボトムを

屋外が寒いのはもちろんですが、室内でも暖房があまり効いていないと足元から冷えてきます。足元の寒さ対策は、靴下やタイツ、ズボンを分厚いものや裏起毛のものにすること。レッグウォーマーを愛用している人もいます。 手持ちのアイテムで工夫するなら、タイツの上に靴下を重ねるなど、二重に履くのもありですね。

手袋は必須!

外を出歩くのに、手袋は必須です。ウール1枚のものよりは、暖かくて風を通さないものだといいですね。
車を運転する方には、さらに撥水・防水機能がついている手袋がおススメ!車の雪を落とすときや細かい部分に積もった雪を払うときに、手袋が濡れて指先が冷えるのを防ぐことができます。

意外に効果あり!防風性能がついているアイテム

風があると体感温度がガクッと下がるため、性能で選ぶなら「防風」アイテムもオススメです。
防風の薄い羽織(いわゆるウィンドブレーカー)は、手持ちの服に重ねて着られます。他に、防風ダウンコートや防風ズボンなどがあります。

あったらいいな。ニット帽、インナーダウン

福島に来て、初めて感じた寒さがあります。それは、寒さ対策万全のはずなのに「頭が寒い!」こと。
そんな時はニット帽がオススメです。頭や耳が温かいと、寒さの感じ方が違います。

また、インナーダウン(薄めのダウンコート)も重宝します。東京ではニットの上にウールコート1枚で過ごせますが、福島の冬では心もとないです。ウールコートの下にインナーダウンを重ねることで暖かく過ごせますよ。
仕事でジャケットを着用する方は、ジャケットの下に薄めのダウンベストを着るのもオススメです。

会津と中通りでは雪対策アイテムも!

雪が降る会津と中通りに住んでいる方は、さらに雪対策の防寒アイテムも必要です。

スノーブーツは、地域の積雪量に対応したものを

雪が降る地域では防水のスノーブーツが必須です。

すべり止めがついていないブーツでは、雪や凍った路面ですべってしまい、歩きづらいです。また、防水でない靴は、積もった雪に足を突っ込むとみるみる湿って、足元から寒い思いをします…。

スノーブーツはいろんな種類がありますが、中通りでは基本的にくるぶし上の高さのものでOK。一方、会津などの雪深い地域では、膝下まで高さがある長靴が必要です。ダウンブーツや、内側の生地がモコモコなものなどがあります。レインブーツでは雪の冷たさで足が冷え切ってしまいますので、ご注意ください。

ちなみに雪の降らない地域でも、足元の冷えが気になるという方にはスノーブーツがオススメ。私は冬になると、雪が降る・降らないに関わらずほぼ毎日スノーブーツをはいています。スニーカーより断然あったかく、安心感がありますよ。

▲ 中通り(福島市)在住者のスノーブーツ

ダウンコートはフード付き・水を弾くものがオススメ

寒い冬に手離せないダウンコートは、買い替える際はフード付きのものがオススメです。フードを被ると頭や耳を暖かくしてくれますし、雪が降ってきたら傘代わりにもなります。
また水を弾く素材を選ぶと、雪が降っても手でサッと払えば水が染み込むのを防げます。

子どもの雪遊び用には、防水の羽織・ズボンを

子どもがいる方は、雪遊び用に、普段着の上に重ねて着られる防水のジャンパーとズボンがあると便利です。スキーウエアでもOKです。

防寒アイテム、どこで買う?

では、実際にみんなどこで買っているのでしょうか?福島に住む転入女性の先輩方に聞いてみました。ユニクロ、しまむら、ワークマンは、下着から普段着、コートまで防寒アイテムが揃います。ワークマンには、スノーブーツもあります。
スポーツ用品店は、スノーブーツ、防寒着や小物が豊富!
機能性の高い商品が欲しい時は、アウトドアブランドの店がオススメです。
靴下類は雑貨屋の衣料品コーナーにもあります。 リユースショップで掘り出し物を探すのも楽しいかもしれません。

▲ワークマン公式サイト

まとめ

私は福島に来て、まずひざ丈のダウンコートとスノーブーツ、厚めの下着類を買い足しました。また、東京に住んでいた頃は年に数回しか出番のなかった分厚いセーターが、福島に来て大活躍しています。

福島県は地域により冬の気候が大きく異なるので、住む地域やライフスタイル(車移動か、徒歩・自転車移動か)などによって、必要なものの優先順位も変わってきます。

計画的に冬の防寒アイテムをそろえて、福島の冬の寒さを乗り切りましょう!

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