本を借りるだけではもったいない!家族みんなが満足する福島市の図書館の楽しみ方5選!
図書館は静かに読書するところ、子どもを連れていくにはちょっと、なんて思っていませんか?
実は図書館は年齢の違う子どもたちや保護者も、それぞれが楽しめる貴重なスポット!
本を読む、借りる以外の利用方法も知っておけば、図書館のイメージも変わって行く機会も増えるのではないでしょうか?
図書館でイベントを楽しむのもよし、珍しい本を借りてきて家でじっくり楽しむのもよし。
今回は福島市の図書館を楽しむヒントをご紹介します!
楽しみ方その① 福島市子どもライブラリーが入っている施設「こむこむ」は、小さい子から大人まで好奇心を刺激する一日過ごせる充実ぶり!
福島駅東口を出てすぐの施設「こむこむ」。まずはその一階にある福島市子どもライブラリーをのぞいてみましょう。
ここは子どもの本を集めた、子どものための図書館で、なんと東北初の公立の子ども図書館でもあるんですよ。学校の校外学習のために大型バスでやってきて、クイズに答えながら本を探すスタンプラリーをしている小学生に出会ったこともあります。楽しみながら本に触れ合う機会があっていいですね。
館内は本棚と本棚の間がゆったりした通路になっていて、ベビーカーを押しながらお子さんのための本を探すのにも移動しやすくなっています。季節や年中行事などに合わせたおすすめの本は表紙が見えるように置かれているので、子どもたちは表紙にひかれて手に取ることもあるようです。
気に入った本を見つけたら、隠れ家のような空間で絵本の世界にどっぷりと入り込むこともできます!
あかちゃんが好きな絵本がずらりと並べてあるコーナーはマット敷き。絵本探しに迷ったらこのコーナーへ!靴を脱いでごろんとなりながら絵本を読めるのもいいですね。他にも、外国の絵本、紙芝居、布絵本、CDなど種類豊富に取りそろえられています。
英語絵本を読んであげたいけれど、英語の発音は苦手、という方も大丈夫!英語のCDがついた本もあるので、車の中で英語のCDをかけたり、同じお話が日本語と英語で書かれている本を借りて読み比べたりすれば、子どもが自然と英語のお話を覚えるかもしれませんね。
また、子育て中の人に役立つ育児の本のコーナーもあります。私も離乳食、寝かしつけの本などを借りて実践してみました。特によかったのはベビーサインの本で、旦那とも写真を見ながらいくつかサインを覚えて娘に使っています。
図書館で十分楽しんだら、「こむこむ」内の他のスペースを冒険してみませんか?
一階のチャレンジウォール(クライミングウォール)、上の階の乳幼児や未就学児、小学生まで遊べる広場や常設展示室、わくわくプラレールスタジオはなんと無料で利用できます!プラネタリウム(こちらは有料)まであります。未就学児のための暗くなくて短いプラネタリウムは無料で楽しめるので、私も娘を連れて久しぶりのプラネタリウム体験をしようかと楽しみにしています。そのあと図書館で星やお月さまの本などを借りていけば、家に帰ってからも宇宙の話で盛り上がりますね。
一つの施設の中に好奇心を刺激することがたくさん!これなら年齢の離れたお子さんがいる場合でも、それぞれが楽しめますね。
もちろん長時間楽しむには、きちんと休憩できるかどうかも重要ですよね。一階ホワイエには、飲食可能なスペース、授乳室、おむつ替えシートがあるので、小さいお子さんがいても安心です。「こむこむ」には駐輪場と障がい者用の駐車場はありますが、その他の利用者専用の無料駐車場はないので近くの有料駐車場を利用してくださいね。
楽しみ方その② なんといってもロケーションが最高!福島県立図書館の外でピクニック
福島市のシンボルといえば、市の中心にぽっこりと姿を現す信夫山。そのふもとにあるのが、福島県立図書館です。その昔ここには福島大学のキャンパスがあったことをご存知でしょうか?
この庭にはベンチが置いてあります。そこでお弁当を開いてピクニックをしてもいいんですよ。信夫山をバックに堂々としたたたずまいの図書館を眺めながら家族で賑やかにランチをするのも素敵ですよね!
さらに、県立図書館の左手には福島県立美術館があります。ボール遊びも余裕でできてしまう広々とした芝生があり、季節によってはマルシェやコーヒースタンドが出たりすることもあります。そういう時は手作りの作品を買ったり作ったり、コーヒーを飲んだりして優雅に過ごせます。
それに、福島県立図書館と福島県立美術館の前にはいちょう並木が。近くには「いちょう並木」というカフェがあるくらいです。秋には青い空に黄色のさし色が美しく映えます。子どもたちもいちょうの葉っぱや銀杏を拾うのに夢中になりますね。
ここでは四季折々の風景の美しさを感じながら、家族そろってのんびり過ごすことができそうです。
福島県立図書館の中には授乳室、おむつ替えシート、無料駐車場も完備しているので、気持ちよくて長居してしまっても大丈夫!「こどものへや」にはカーペットのスペースがあって、靴を脱いでごろんとしながら絵本を読むこともできます。
検索用のパソコン、インターネットをするためのパソコンもあるので、自由研究のための調べ物なども気軽にできますね。司書の方にお願をすれば検索のお手伝いもしてもらえますよ。中高生向けの本をそろえたコーナーもあり、幅広い年齢に対応しています。
楽しみ方その③ 興味に合わせて出かけよう!種類豊富なおはなし会
福島市立図書館には本館、こどもライブラリー、福島駅西口のコラッセふくしま3階にある西口ライブラリー、各学習センターに併設されている図書室、移動図書館があります。
そして、それぞれの市立図書館に「おはなしの部屋」があり、年齢に応じた楽しいおはなし会を企画しています。
「おはなしのへや」は、子どもも保護者もわくわくする部屋。(上の写真は「こむこむ」の「おはなしのへや」です。)
「こむこむ」の「おひざにだっこのおはなし会」(3歳以下の子どもを対象にしたおはなし会)に私が娘を初めて連れて行ったのは、娘が5カ月の頃。家で子どもと二人きりでいると遊ぶネタも尽きてきませんか?おはなし会では子どもとの触れ合い遊びも教えてもらえます。それで自宅でもわらべ歌を歌ったり、手遊びをしたりして、子どもとのやりとりや語りかけを楽しむことができました。
同じ興味をもった人に出会うことができ、おしゃべりできるのもリフレッシュになります。
30分も子どもの集中力が持つのか心配かもしれもせんが、わらべうた、手遊び、パネルシアター、ポケットシアター、大型絵本、紙芝居、工作などの盛りだくさんの内容がテンポよく進んでいき、ども子どもも目を輝かせて釘づけになりますよ!子どもがどこかにいこうとしてしまっても、ボランティアのかたが抱っこしたりして面倒をみてくれるので安心です。
それに、こどもライブラリーのおはなし会に参加するとスタンプカードにスタンプがもらえて、いっぱいになると秘密のプレゼントがもらえるそうですよ。この前スタンプがたくさんになっている子を見つけました!何がもらえたのかな?
司書さんやボランティアさんが違うとおはなし会の雰囲気も違います。定期開催日が異なる会場を調べて、聴き比べてみてはいかがでしょうか?
http://www.city.fukushima.fukushima.jp/tosyo-service/kanko/toshokan/annai/kosodate.html
森合にある福島県立図書館でも、月に一度0歳~3歳ごろまでのお子さんと保護者を対象にした「ちいさなおはなしかい」を実施しています。それ以外にも季節ごとのイベントがあり、現在4月23日~5月12日の「こどもの読書週間」に合わせてイベントを企画しているそうです。この時期はこまめにホームページを確認していると、楽しいイベントが見つかるはずですよ。https://www.library.fks.ed.jp/ippan/children/j/child.html
楽しみ方その④ 大人も絵本の世界に浸れるワークショップは予約殺到!大人の癒し、手作り人形講座
え、なにこれ?かわいい!
そうです、これは「わたしのワンピース」という絵本の中から飛び出してきたうさちゃんたち。学習センターの図書室主催で絵本のキャラクターを参加者のみなさんで作ってしまう大人向けの「手作り人形講座」。託児がついていて大人が絵本の世界に没頭できるので、すぐ予約が埋まってしまう人気講座なのもうなずけます。手作りの人形でお子さんに絵本を読んであげたら、きっとお子さんのくいつきもいいはずです。
このワークショップは吾妻学習センター、蓬莱学習センター、「こむこむ」で開催されているようなのでこまめにチェックしてみてくださいね。
楽しみ方その⑤ 読みたい本を探す時に頼れる便利なサービス!遠くの図書館からの取り寄せ、返却も可能
読みたい本を手軽に借りるには?
近くの図書館に読みたい本があるかな?という時に便利なのが図書検索サイト「カーリル」。これは全国7,000以上の図書館から現在の貸し出し状況を簡単に検索できるサービスです。登録をすれば近くの図書館にないものを取り寄せることができます。これなら小さい子どもを連れて遠くの図書館にわざわざ行く手間を省いて珍しい本でも人気の本でも読むことができますよ!
https://calil.jp/
そもそもどんな本があるのか、年齢に合った本がどれなのか分からない、という時に頼りになるのが「EhonNavi」。テーマや年齢ごとにおすすめの本が分かりやすく紹介されています。映像や、試し読みのページ、編集部や利用者からのレビューが満載!これで読みたい本を見つけて、「カーリル」で近くの図書館に取り寄せたら、あなたは図書館利用の上級者!
https://www.ehonnavi.net/
遠くの図書館から借りた本を返すには?
遠くの図書館から本を取り寄せて借りたのはいいけれど、その返却はどうすればいいの?ご安心ください!
福島市立図書館本館、こどもライブラリー、西口ライブラリー、市内の学習センターに併設されている図書室、移動図書館で借りたものは、今挙げた場所のどこに返却しても大丈夫ですよ。休館日や閉館時はブックポストに返却することもできます。
福島県立図書館で借りたものは、福島市外に住んでいる方の場合、地元の図書館に返却することもできます。地域によって多少やり方が変わるので以下のサイトを参考にして自分の地域に会ったやり方を探してくださいね。
https://www.library.fks.ed.jp/ippan/riyoannai/riyoannai.html
おまけ
図書館以外にもおはなしを楽しめるところを紹介します!
ぶっくしまふくしま
私が主催している「絵本でたのしもう!」をモットーにしたサークルです。絵本の登場人物になりきって音楽に合わせて踊ったり、工作をしたり、自分でお話を作ったり、自由な発想で楽しみます。幼いうちから絵本を中心にして、色々な人と様々な方法で関わることで、幅広い価値観を育てることができます。不定期でサークルメンバー以外の人にも参加してもらうイベントも開催していますのでお気軽にご参加してください。絵本を通した子育てを一緒に楽しみませんか?次回のイベント情報を知りたい方、サークルメンバーとして参加してみたい方、以下のアドレスへのご連絡をお待ちしております!
お問合せ先:bookshima_fukushima@yahoo.co.jp
「いちご一座』さんによるおはなし会
ベテランのボランティアの方たちが、紙芝居やパペットシアターなどを含めたおはなし会を実施。年齢制限はありません。お子さんと一緒に参加するもよし、お子さんがおはなし会に夢中になっている間にご自身も本を探しに行くもよし。私は子どもと抱っこしながら一緒に楽しみました。家で真似できることがないかネタ探しにもなります。
毎週土曜日の午後2時から2時30分まで、岩瀬書店八木田店の児童書コーナーにて。
聞きにこらんしょ昔話
ふくしま民話茶屋の会会員さんたちが、モンペ姿で福島に伝わる怪談や心温まる話を、福島の方言で楽しく語ります。吾妻小富士をバックに福島の民話を聞くと、福島ってなんてすばらしいところなんだろう、と思えます。山形出身の私は、福島弁と山形弁の似ているところや違いを探しながら楽しんでいます。
毎週日曜日の午後1時半から3時まで。コラッセふくしま最上階の展望台にて。
まとめ
図書館は本を借りる以外にも、外や近隣の施設を楽しむ、イベントに参加してみる、ワークショップで大人の時間を過ごす、など様々な活用方法があります。図書館を日頃の行き先に加えてみてはいかがでしょうか。子どもも大人も満足できる予想外の嬉しい展開が待っているはすですよ!
▶福島県立図書館
住所:福島県福島市森合字西養山1番地
電話:024-535-3218
開館時間:火曜日~金曜日は9時30分~午後7時
土・日・祝日は午前9時30分~午後5時30分
休館日:毎週月曜日(火曜日が祝日の場合はその翌日)と祝日以外の毎月第一木曜日
無料駐車場:有
http://www.library.fks.ed.jp/index.html
▶福島市立図書館(本館)
住所:福島市松木町1-1
電話:024-531-6551
開館時間:月・水~土曜日:午前9時30分から午後7時まで
日曜日・祝日:午前9時30分から午後5時30分まで
休館日:毎週火曜日(火曜日が祝日の場合はその翌日)
無料駐車場:有
▶福島市子どもライブラリー
住所:福島県福島市早稲町1−1 こむこむ1階
電話:024-526-4200
開館時間:毎日(火曜日を除く)午前9時30分から午後7時まで
休館日:毎週火曜日(火曜日が祝日の場合はその翌日)
飲食スペースあり
無料駐車場:なし
http://www.city.fukushima.fukushima.jp/comcom/index.html