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いよいよ芸術の秋到来!一日限定のイベント「ワークショップマート」を120%楽しむ方法を大公開

県北
福島市

知る人ぞ知る福島市の屋外ワークショップイベント、「ワークショップマート」をご存知でしょうか。毎年秋に、県立美術館の庭を開放して開催されており、2019年で3回目となるこのイベント。”ゆるいけどハイクオリティ”と、年を追うごとにファンが急増しているのです。

今年は、2019年9月16日(月・祝)、敬老の日の10:00~15:00に開催されます。

私もイベントの存在は知っていたものの、参加できるチャンスに恵まれずにいました。今年こそは家族で参加し、思う存分楽しみたい!

そこで、このイベントの企画・ディレクションを担当するFRIDAY SCREEN(フライデースクリーン/デザイン事務所)坂内まゆ子さんに、ワークショップマートが生まれた背景や目玉企画、美術館での楽しみ方などを聞いてきました。この記事で予習をしておけば、今年のワークショップマートが120%楽しくなること間違いなしですよ!

▲FRIDAY SCREEN 坂内(ばんない)まゆ子さん

ワークショップマートは、県立美術館収蔵作家がテーマのワークショップが主役!

ワークショップマートはただのモノを売るマルシェイベントではありません。コーヒー豆を自分でブレンドしたり、漆や植物を使ってものづくりをしたりするワークショップ(=体験)が売り物です。

今年のワークショップのテーマは、「県立美術館の常設展に展示されている作家」。各講師に収蔵作家を割り振り、独自に調べてもらい、その作家にまつわるワークショップ内容を自由に考えてもらうんだそうです。

ちなみに講師は、美術アーティストではなく綿花栽培農家や漆や革コモノの作家さんなど、主にモノづくり関係の職業の方が多め。普段はあまりワークショップを開いたりはしない人たちです。

「美術に詳しい人から教わるのではなくて、普段は美術に関わりのない、より身近な人から教わる”美術の良いところ”に、楽しみながら触れられる。それに、色んな職業を絡めた方が面白そう。」という坂内さんの思惑がそこにはあります。お子さんはもちろん、大人の方にも満足していただけるクオリティの高いものお届けできると自信をもっています。

ワークショップは10店舗、フードブースは8店舗出店予定です。

▲今年のワークショップの一例

▲昨年度のワークショップマートの様子

ワークショップマートの会場に県立美術館を選んだ主催者の思い

実は坂内さんがこのイベントを開催する最大の目的は「県立美術館と地域住民の距離を縮めること」なんだそう。

県立美術館は外観が重厚で、小さい子を連れて行きにくい、芝生はきれいに整備されていて踏み入っていいのかわからない、雰囲気的に行きづらい、といった声が坂内さんの周りではよく聞かれているそうです。

坂内さんは中学校時代、登下校で県立美術館の前を通り、週末には一人で県立美術館に行くのが当たり前だったそう。素敵な場所なのになぜか人が少なくてもったいないと常々感じていて、それを友人に話しても「面白いの?それ。」と、冷めた反応。きっとその頃から今に通じる思いがあったんだそうです。

普段美術館に来ない人にまずは足を運んでもらう。芝生に入っていいんだよ、ピクニックもできるんだよと教えてあげる。そして思いっきり遊んでもらう。良い場所、楽しい場所だと感じてもらう。

このイベントを呼び水に、様々な人に県立美術館との距離を縮めてもらいたいと坂内さんは願っています。

▲芝生はどんどん入ってOK!

一日限定のスペシャルデー。県立美術館・図書館まるごと、こーんな楽しみ方も。

県立美術館の常設展入館無料デー

今年のワークショップマートは、県立美術館の常設展入館無料デーに合わせて開催されます。常設展収蔵作家にまつわるワークショップを楽しんだ後、常設展でその作家の作品を改めてじっくりみてみる、という楽しみ方もできそうですね。

まだ美術館に一度も足を踏み入れたことがないという方も、ぜひこの機会に一度入館してみてください。

初開催!パントマイムの体験型ワークショップ

今年のワークショップマートの目玉企画!モノづくりではない、パントマイムの体験型ワークショップが初めて開催されます。県立美術館内の常設展示会場で開催予定です。

テーマの収蔵作家とパントマイムがどのように絡むのか、どんな体験ができるのか、私には全く想像がつきません。ぜひご自身で、確かめてみてくださいね。

お天気が良ければピクニックも♪

県立美術館の学芸員さんによると、芝生はどんどん入っていいそうです。レジャーシートを敷いてのんびりピクニックもOK。ごみは持ち帰るなどのマナーを守って楽しみましょう。

イベント当日は、毎年、午前中には売れ切れが出てしまうほど人気のフードのお店が県内各地から集結します。おいしいコーヒーを飲みながらランチを食べたり、ちょっと遅めのブランチや、お子さんのおやつのテイクアウトにもいかがでしょうか。

▲フードブースには県内各地から人気店がこの日のために集結!

県立図書館関連イベント「Into The Book」

同敷地内に併設している県立図書館でも関連イベント「Into The Book」を同時開催。
敬老の日にちなんで、おじいちゃん・おばあちゃん、お孫さんとで楽しめるような読み聞かせやお話し会をしたり、モノづくりに関する本を集めた展示コーナーが楽しめるそうですよ。

美術館初心者の方へ、坂内さんよりとっておきの楽しみ方をご紹介♪

正直、美術館の展示ってどうやって見たらいいかわからない、という方もきっといらっしゃいますよね。

そこでおすすめな方法が、展示会場をぐるっと一周して、その中で一番好きだった作品を見つける。そしてショップに立ち寄り、その作品のポストカードを買って帰る、というものです。
ポストカードを額に入れて部屋に飾ってみたり、美術展で毎回ポストカードを買って帰り、自分だけのポストカードアルバムを作るというのも思い出に残りますね。
何かひとつでもいいので、自分が良いと感じたものを見つけてほしいです、と坂内さんは語っています。

まとめ

私が坂内さんにお話を伺った中で一番印象に残った部分があります。

「県立、ということは県の持ち物で、福島県民のための美術館のはずなのに、足を運んだことのない県民も少なくない。常設展は年4回収蔵作品を入れ替えるのでその度に色々な作品に出会えるし、企画展も毎回おもしろいのに、これを県民が見ないのはもったいない。これこそ宝の持ちぐされだと思うんです。」というもの。

子どもの頃から県立美術館に通い、本当にその場所が好きだからこそ出てくる思いですね。

そんな坂内さんの思い入れのある県立美術館を会場に、坂内さんが企画する、年に一度の大イベント。ぜひそんな背景も頭の片隅に置きながら、楽しんでくださいね!

▶ワークショップマート
日 時:2019年9月16日(月・祝) 10:00~15:00
会 場:福島県立美術館の芝生、図書館
対 象:子どもから大人まで
材料費:各店500円~1,000円
入 場:無料
問合せ:024-531-5511(福島県立美術館)
※当日は福島県立美術館の常設展入館無料デーです
※雨天時、美術館内エントランスホールで開催
※駐車場の混雑が予想されます

▶ワークショップ出店一覧(10店舗)
・et craft(漆作家)
・佐藤恭子(綿花・養蜂家)
・Decca*chi(革コモノ作家)
・tenonaka(手作り石鹸)
・MOTO COFFEE(自家焙煎珈琲店)
・山口やすひろ(パントマイム)
・工房マートル(キャンドル)
・佐賀建(ペインター)
・山暮らし(旗作り)
・FRIDAY SCREEN(クリエイター&テキスタイルアーティスト)

▶フードブース出店一覧(7店舗)
・SAKAMOTO COFFEE(コーヒー)
・RIVER BEACH COFFEE(コーヒー)
・SEEDS BAKERY(パン)
・PIZZA BEAT(ピザ)
・ぷてぃ(米粉の焼き菓子)
・Grill Jamaica(ジャマイカ料理)
・valo(パン)
・TARO TARO CAFE(台湾料理)

▶ワークショップマート特設サイト
https://friday-screen.com/workshopmart/

▶FRIDAY SCREEN
https://friday-screen.com/

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