パートナー企業知る/学ぶ教育子育て(学童)

福島市唯一の中高一貫校「福島成蹊中学校」のオープンスクールに参加してみました

県北

2024年9月21日(土)、tentenパートナー企業である学校法人福島成蹊学園福島成蹊中学校のオープンスクールが開催されました。私には小学校低学年の子どもがおり、公立中学校に進学させる予定ですが、今まで選択肢になかった私立の中高一貫校も知っておきたいと思い、オープンスクールに参加させてもらうことに。小学4~6年生を対象にした体験授業や、キャンパスツアー、卒業生トークライブなどのプログラムを通して、校風や在校生の様子を知ることができたので、当日の様子をレポートしていきます。

福島成蹊中学校ってどんな学校?

高い授業力と緻密な学習カリキュラムを備えた中高一貫コースが特長です。中学1年から高校2年までの5年間で中高課程の学習を終え、高校3年時は大学入試に向けた演習を行います。
全ての教科でオリジナルテキストを作成・活用し、生徒一人ひとりの習熟度に合わせた課題や補講などの指導体制も整備することで、東京大学などの難関大学合格者を輩出しています。

詳しくはこちらの記事をご覧ください。
【tentenパートナー企業ご紹介】学校法人福島成蹊学園(福島県福島市)
https://tenten-f.info/article/4169/

福島成蹊中学校 腰浜キャンパスの外観

小学生のやる気を引き出す、趣向を凝らしたプログラムの数々

ここからはオープンスクール当日の様子をレポートしていきます。
今回のオープンスクールに向けて福島市内の小学校や学習塾へ案内チラシを配布しており、中高一貫コースに興味がある小学校4~6年生の親子が県内外から約50組参加していました。

福島成蹊中学校 オープンスクール

まずは全体会で流れを確認

福島成蹊中学校オープンスクール

多目的ホールで行われた全体会では、本田哲朗福島成蹊学園理事長・福島成蹊中学校・高等学校校長の挨拶と、オープンスクールの流れの説明がありました。中学1年生の3名による「成蹊中学に入学してから発見したこと」というテーマのスピーチも披露。100名近い参加者の前ではっきり分かりやすく話してくれました。
続いて4・5年生と6年生に分かれて体験授業へ。保護者はその間、授業を見学したり、希望者は茶道体験に参加しました。

6年生 算数「知恵を出し合え!難解問題への挑戦」

福島成蹊中学校オープンスクール

6年生の算数は、3~4名の班ごとに分かれ、ちょっと工夫が必要な図形の面積を求める問題プリントをみんなで話し合いながら解いてみよう、という授業でした。15分間考える時間が与えられると、班のメンバーでアイデアを出し合っていましたが、どの班も苦戦している様子。私も「難しいな、どうやって解くのかな」と考えながら授業を見ていました。しかし、1問目の解き方を先生から教えてもらうと、「なるほど!」と発想を転換させ、2問目以降は早く解けるチームが次々と出てきました。
体験授業終了後には、「色々な解き方がある問題で、各班ではひらめいた表情、発見の表情がみられて嬉しかったです」と先生からコメントがあったように、いきいきと課題に取り組む小学生たちの姿が印象的でした。

6年生 英会話「チームで勝利を目指せ!英語クイズ大会」

福島成蹊中学校オープンスクール

多目的ホールではALTの先生による英会話の授業。ゼッケンの色でチームに分かれクイズで対抗戦を行いました。レゴ人形を探したり、マンガや音楽を通して海外の文化を英語で知ることができたり、ボールをかごに投げ入れるアクティブなゲームをしたりと、内容の濃い授業でした。

福島成蹊中学校オープンスクール

何よりも驚いたのは、ALTの先生が約1時間の間、ノンストップで英語を語りかけ続けていたこと。大人の私でも理解が追いつかないほどの速さで、「まるで英語のシャワーのようだな」と感じました。最初は戸惑っていた小学生たちですが、在校生たちのサポートを受け、次第に楽しそうな表情が見られるようになっていました。

4・5年生 国語「挑戦者求ム!君こそ漢字マスター」

福島成蹊中学校オープンスクール

4・5年生の国語では、2チームに分かれて、「にんべん」と「さんずい」、同じ部首の漢字をいくつ黒板に書き出せるかという問題に挑戦。ゲーム形式の授業で生徒たちも初対面ながら和気あいあいと同チームメンバーを応援する様子が見られました。
後半は漢字しりとり。道具→具材→材料→料理…といった具合に、漢字でしりとりをつなげていくゲームです。先生は、元気良くはきはきとした呼びかけで、子どもたちの興味をひきつけていました。

4・5年生 理科「身近に潜むナゾ 実験で解き明かせ!」

福島成蹊中学校オープンスクール

4・5年生の理科は、霧吹きや水、お湯を使った実験を通して液体が気体になる様子を観察。エアコンが冷える仕組みを解説したり、参加者に意見を聞いたりしながら、楽しく授業が進められました。

先輩3人のサクセスストーリーを聞く「卒業生トークライブ」

福島成蹊中学校オープンスクール
左から、8期生の渡邊さん(東京工業大学)、10期生の石原さん(東京大学)、9期生の鳥羽さん(福島県立医科大学)

体験授業の後は、希望者が選べる親子プログラムの時間。「キャンパスツアーwith 中学生」と、「卒業生トークライブ」の2種類があり、私は「卒業生トークライブ」を観覧しました。

成蹊中学校の中高一貫コース出身の卒業生3名が、過去→現在→未来をテーマにトークライブを行いました。

【トークテーマ】
・どんな小学生でしたか?
・入学後はどんな風に過ごしていましたか?
・大学ではどんな勉強をしていますか?
・どんな将来像を思い描いていますか?

成蹊中学校に入学したきっかけは3名とも親のすすめだったそうで、土曜日の授業や、4泊5日の学習合宿など、やはり勉強をしていた思い出が濃かったと振り返ってくれました。
それでも、大学で留学生と英語でコミュニケーションをとる際に海外研修旅行の経験が役に立ったり、土曜日の授業までサポートしてくれてありがたさを感じたりと、成蹊学園での学びが現在の大学生活にも活かされているようです。
トークライブを観覧する小学生たちは、真剣な表情で卒業生の先輩たちの話に聞き入っていました。

体験の機会に足を運んでみる価値あり!

今回、オープンスクールに参加して成蹊中学校の中高一貫コースの存在を初めて知りました。
私は、わが子を当然のように公立中学に通わせようと考えていましたが、このような学校の存在を知らずに公立中学に通わせるのと、たくさんの情報を親子で共有して、通いたい中学を子どもと一緒に決めるのでは、子どもの将来の選択肢に大きく差が出ることになるかもしれません。
とても良い学びがあったので、今後も福島県内の学校情報について積極的に最新情報をチェックしていこうと思います。

ふくしま転入女性コミュニティ
(tentenコミュニティ)に参加しませんか?

福島へ移住・転入を考えていて情報収集がしたい、移住・転入してきたけど知り合いがなかなかできない、と不安や不便さを感じていませんか?
tentenでは転入先の暮らしに少しでも早く慣れるように、そして思う存分楽しめるようにFacebookグループで福島転入女性のためのゆるいコミュニティを立ち上げました。
すでに住んでいる転入者から福島の情報を教えてもらったり、仲間づくりに役立ててください。
※2024年7月現在約920名が参加しています。

詳しくはこちら

SHARE

お友達に情報をシェアしよう

関連記事

記事を探す

PageTop