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今年のお正月は福島で迎えよう!~福島市のお正月の過ごし方~

県北
福島市

今年も残すところあとわずかとなりましたね。
今回の年末年始は新型コロナウィルスの影響で、福島県外の実家へ帰省を控える方もいるのではないでしょうか。毎年実家へ里帰りしていると、普段生活している福島でお正月を過ごす機会が意外となかったという話も周りから聞こえてきました。
せっかく福島で迎えるお正月。お正月料理や初詣スポット、そして福島だるま。福島市らしいお正月の過ごし方を福島嫁歴4年目の私が、お教えします!

福島のお正月料理を作ってみよう!

福島の郷土料理と言えばこれ!いかにんじん

いかにんじんは、いかの旨みとにんじんの歯ごたえが美味しい福島の郷土料理です。
昔は年末になると、家族みんなでするめを切るのが恒例行事だったそう。今年はみんなで、ちょきちょき楽しみながら作ってみませんか。手が痛くなるので、旦那さんにも手伝ってもらいましょう!面倒な方は切ってあるにんじんとするめも売っているのでご安心を。
出来合いのいかにんじんもスーパーでは販売しています。まだいかにんじんの味を知らない方は、ぜひどんな味か食べてみてくださいね。

簡単に作れて、日持ちがするので、主婦にとっては嬉しい一品。味が馴染んでくると、どんどん美味しくなります。子供たちも喜んで食べてくれますよ。
家庭によって作り方は違いますが、今回は片平家のレシピをご紹介します!

≪材料≫
するめいか1杯分、にんじん1本
つけ汁(めんつゆでも可):昆布、しょうゆ1/2カップ、酒・みりん各1/4カップ
※福島市で作られている「四季のつゆ」という、めんつゆもオススメです。

≪作り方≫
①するめは、足と骨を取って、胴体の部分を細切りにする。にんじんも長さ5cmの細切りに。
②するめを米のとぎ汁に10分浸す。(いかが柔らかくなります!)
③つけ汁を煮立たせ、沸騰したら弱火にして2分煮る。火を止めて冷ます。
(めんつゆの場合、この工程はいらないので簡単)
④ジップロックに、いか、にんじん、つけ汁を入れ軽くもんで馴染ませる。冷蔵庫で一晩おけば出来上がり!

立子山の凍みとうふを使ったお雑煮

東北地方では、高野豆腐のことを凍み豆腐や凍り豆腐と言います。
福島では「立子山の凍みとうふ」が代表的です。福島市にある立子山は、山々に囲まれて冬は寒く、乾燥して、適度に風が吹きます。干すことできめ細かく、味・香り共に独特の美味しい凍みとうふができます。栄養も満点!福島ではお正月料理に欠かせない食材です。
福島はしょうゆベースに、鶏肉と身近な野菜でシンプルなお雑煮なので、作りやすいですよ。

≪材料≫ ※4人分
鶏肉100g、大根1/5本、にんじん1/2本、ごぼう1/2本、凍みとうふ2枚、せり1/2杷、おもち好きなだけ
つゆ:だし汁5カップ、しょうゆ大さじ3、酒大さじ2

≪作り方≫
①鶏肉は一口大、大根はいちょう切り、にんじん・ごぼうはささがき、凍みとうふは水でもどして、1cm幅に切る。
②鍋につゆの材料を全て入れ、煮立ったら野菜と凍みどうふを入れ中火で15分煮る。
③野菜が柔らかくなったら、鶏肉を入れてさらに煮る。
④器に盛り焼いた角餅を入れ、せりを飾れば出来上がり!

福島市内の初詣スポットに行ってみよう!

生まれも育ちも福島市の夫と義理の両親に聞きました!福島市の初詣といえば、「稲荷神社」と「中野不動尊」。どちらも毎年多くの参拝客が訪れる福島市内屈指の初詣スポットです。
どちらも混雑するので時間に余裕をもってお出かけしましょう。

正月三が日の参拝人数は10万人!福島稲荷神社

初めて稲荷神社へ初詣に行った時は、大勢の参拝客と縁起物の出店を見てお祭りのようでワクワクしました。
私たち家族は毎年稲荷神社へ初詣に行きますが、午前中早い時間が比較的空いていてオススメ。JR福島駅から徒歩15分とアクセスも良好なのが嬉しいポイント。
近隣の有料駐車場は毎年混雑するので、時間に余裕をもってお出かけを。

福島稲荷神社 https://www.fukushima-inari.com/

厄年の方必見!中野不動尊で厄除け

日本三不動のひとつである中野不動尊。開山830年の歴史があり、厄除け、難除けで有名です。
以前祈祷してもらった際、神社とは違う独特な方法で思わず見入ってしまいした。本堂だけでなく不動滝など、散策スポットが多くあります。
無料の休憩所「かもしか庵」も休まず営業するそうなので、ほっと一息つけますね。
駐車場は混雑するので、十六沼公園から無料シャトルバスを利用するのがオススメです!(1/1~1/3のみ)

中野不動尊 https://nakanofudouson.jp/

福島だるまで、悪魔を退治して福を呼ぼう!

神棚の上からカッとにらんで、不幸や悪魔を退治し、福を呼ぶという縁起物の福島だるま。
江戸時代後期から約150年にわたり、製作されています。昔は「飯坂だるま」や「瀬上だるま」など、地名が付いただるまが複数あったそうです。
現在では「矢野目だるま」と「丸子だるま」の2件だけになってしまったそうです。
にらみを効かせるために、初めから目が入っているのが最大の特徴。

こわい顔をしているのに、だるまさんを見せると、にこにこ笑う10カ月の息子。福を呼んでくれるだるまさんに、感謝しているのかな?
お正月に稲荷神社でだるまを販売する露店が出ているので、初詣の際ぜひ見てみてください!

おまけ

福島県北では、厄年の人が歳の数だけ洗剤を配る風習があります。
今年夫が厄年だったので、初めてその風習を知り驚きました!
ホームセンターやドラックストアに頼むと洗剤ひとつひとつに、熨斗をかけてくれますよ。

まとめ

お正月は、地域の文化を見つめなおすいいきっかけです。

宮城県石巻市出身の私。港町なのでお雑煮はハゼでだしをとり、かまぼこ、いくらをのっけて…と海産物のオンパレード。福島のお雑煮は身近で採れた美味しい野菜がメイン。シンプルなお雑煮といかにんじんの組み合わせが美味しくて、箸がとまりません!
今年は実家に帰ることができない方もいるかもしれません。実家のお雑煮との違いを感じながら、是非福島らしいお正月を過ごしてください。

 

▶福島稲荷神社 https://www.fukushima-inari.com/
住所:福島市宮町1-29
電話番号:024-522-2702
駐車場:初詣時期は境内内駐車場使用不可の為、近隣有料駐車場
福島中央駐車場、福島県庁外来駐車場、平和通り地下駐車場など

▶中野不動尊 https://nakanofudouson.jp/
住所:福島市飯坂町中野字堰坂28
電話番号:024-542-2100
駐車場:第一駐車場~第五駐車場まで
正月三が日は十六沼公園から無料シャトルバス有

 

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